(73 私はなぜマスクをするのか begin)
73 私はなぜマスクをするのか?
郵便受けにマスクが入っていました。政府が全国民に郵送したという。とりあえずそれを顔につけて散歩に出かけました。不要不急ではなく健康維持のために。
出歩いている人はまばらですが、皆マスクをしている。私もしています。
しかし、私はなぜマスクをするのか?
マスクをする理由について検索すると、膨大な数のインターネット書き込みが、医学的、疫学的、美容的、心理的、社会的あるいはカルチャー的な理由を語っています。
筆者の場合、その理由は、はっきりしています。皆がマスクをしているから私もしているのです。
緊急事態宣言が出て以来、道行く人々は全員がマスクをしています。たまにしていない顔を見ると、西洋人です。その西洋人も二人連れのうちの女性はマスクをしたりしているので、全くしていないのは幼児と犬だけです。
そういう事情ですからマスクをしていないとコンビニにも入りづらい。葬式にサングラスで出席しているみたいな違和感が醸しだされてしまいそうです。
テレビなどの街頭インタビューを見ると、他人からのウイルスが自分の中に侵入するのを防ぐための必須アイテム、と人々は信じ込んでいるようですが、西洋医学の常識では違うようです。
くしゃみなど唾液飛沫の空中拡散は二メートル以上は到達しません。一方、対面の(数十センチまでの)至近距離でマスクなしの人の(せき、くしゃみ、大声など)強い呼気に伴う(感染可能危険濃度の)唾液飛沫は受ける人のマスクを通して目鼻の粘膜に達する確率が相当高まるようです。いずれにせよ、その場合、ゴーグルなどで目からの感染も防がないと自己防御の目的では片手落ちでしょう。
つまりマスクは、感染していない人の自己防衛には効果が薄いが、自分が感染していた場合、感染を拡大する源となることを防ぐには有効である、とのことです。
