今日の「 お気に入り 」は 、最近読み進めている本の一節 。備忘のため 、抜き書き 。
寒暖の差に身体がついていけず 、悲鳴をあげている 。
6回目のワクチン接種を受けた日の翌朝の今 。
駅前の接種会場は 、お年を召したご婦人方で賑わっていた 。
身体はだるいが 、発熱はないようだ 。
引用はじめ 。
「 学びには始まりはありますが 、終わりはない と言われています 。 」
「 学問とは 『 今後 、自分に必要となる知識がどこにあるのかを知り 、
それを活用できるようにきちんと仕分けて整理整頓するための 、頭の
中の本棚を作る作業 』です 。 」
「 『 私たちは学校のためではなく 、人生のために学ぶ 。』 ( セネカ )
" NON SCHOLAE , SED VITAE DISCIMUS . "
ローマ式発音:ノン・スコレ・セドゥ・ヴィッテ・ディシィムス
古典式発音:ノーン・スコラエ・セド・ウィータエ・ディスキムス 」
「 勉強を積めば 知識人 にはなれるかもしれませんが 、その知識を人々の
ために使えなければ 知性人 だとは言いがたいものです 。 」
「 長所と短所
Defectus et Meritum
〈 デフェクトゥス・エト・メリトゥム defectus et meritum 〉。
私たちが今日使っている英語の名詞は 、ラテン語の名詞の一部を削除
したものだと言えます 。
例えば 、英語の merit は 、ラテン語の名詞 meritum から『 -um 』を 、
英語のdefect はラテン語の名詞 defectus から『 -us 』という語尾を削
除したものです 。
もちろん 、英語のつづりとラテン語のつづりが完全に一致しない場合
もあります 。 」
「 自分が短所だと思っていることも 、実はマイナス面ばかりではない
こともあるのです 。もちろんその逆もあります 。
私の場合を例に挙げると 、私は幼いころから虚弱体質で 、たとえ試
験前日であっても一夜漬けできないなど体の無理が利きませんでした 。
したがって毎日時間を決めて勉強するしかなかったわけですが 、結果
的には 、『 体が弱い 』という短所が『 規則正しく勉強する 』という
長所に変わったわけです 。
しかし 、ある時期から今度はこのことが人づき合いにおいて短所とな
っていました 。勉強に没頭するあまり 、人とつき合う時間を削りすぎ
てしまったのです 。
実は 、私は今でも人づき合いが苦手です 。じっくり腹を割って話し
合い 、交流を深めることが得意ではありません 。
たまに私の講義を聴いて 、私と一対一で話したいと訪ねていらっし
ゃるかたがいるのですが 、そんな状況に置かれると緊張してしまい
ます 。学生たちの前でマイクを握って一人でしゃべることは何時間
だって可能だというのに不思議なものですが ・・・ 。
これが私にとっての defectus であるということは 、自分でもよく
わかっています 。 」
( 出典:ハン・ドンイル著「 教養としての『 ラテン語の授業 』
―― 古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流 」
本村凌二監訳、岡崎暢子訳 ダイヤモンド社刊 所収 )
引用おわり 。
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