「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

泡沫 うたかた 水の泡 Long Good-bye 2024・01・25

2024-01-25 04:55:00 | Weblog

 

  今日の「 お気に入り 」は 、鎌倉時代の随筆 、鴨長明 の

 「 方丈記 」の 冒頭のくだり 。「 徒然草 」兼好法師 、

 「 枕草子 」清少納言とならぶ「 古典日本三大随筆 」に

   数えられるとか 。

 

 「 ゆく河の流れは絶えずして 、しかも 、もとの水に
  あらず 。 ( 「 しかも 」は 現代文のようで  かたい感じ 。「 又 」の方が いいような 。 )

   よどみに浮ぶうたかたは 、かつ消え 、かつ結びて 、
  久しくとゞまりたるためしなし 。世中にある 、人 
  と栖( すみか )と 、又かくのごとし 。
   たましきの都のうちに 、棟( むね )を並べ 、甍を
  争へる 、高き 、いやしき人の住ひは 、世々を経て 、
  尽きせぬ物なれど 、是をまことかと尋れば 、昔し
  ありし家は稀なり 。或は去年 ( こぞ ) 焼けて今年
  つくれり 。或は 大家 ( おほいへ ) ほろびて小家
  ( こいへ ) となる 。住む人も是に同じ 。所もかは
  らず 、人も多かれど 、いにしへ見し人は 、二三
  十人が中に 、わづかにひとりふたりなり 。朝に
  死に 、夕に生るゝならひ 、たゞ水の泡にぞ似り
  ける 。

   不知 、生れ死ぬる人 、何方より来たりて 、何方
  へか去る 。又不知 、仮の宿り 、誰が為にか心を
  悩まし 、何によりてか目を喜ばしむる 。その 、
  主と栖と 、無常を争ふさま 、いはゞあさがほの
  露に異ならず 。或は露落ちて花残れり 。残ると
  いへども 、朝日に枯れぬ 。或は花しぼみて露な
  ほ消えず 。消えずといへども 、夕を待つ事なし 。

 

 ♪♪ もーしも 、貴方が 、百と三つまで 生きたけりゃ 、 

    安全第一で いーき ましょ お~   (^^♪

  その昔 、コオロギ の ジミニ―・クリケット役 の声優

  さんが ブラウン管の中で そう歌ってましたっけ !?

  どちら様も 、ご安全に  。

   ついでながら 、ジミニ―・クリケットは 、人間になる

  ことを目指す ピノキオ のお目付け役で 、物言う 旅人

  のコオロギ  。。

  

コメント
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