若殿の気ままな独り言

日常生活で見聞きしたこと感じたこと、はまってるマカオ/Macau/澳門のことなど、勝手気ままに書き綴ります。毎日更新!

壮大さに感激、でも下りが・・・ (富士山ぷらぷら登山~頂上、下山~、追記あり)

2009-08-27 12:33:10 | 趣味、(映画、読書、音楽鑑賞など,)
頂上の休憩所で、山小屋で貰った朝食、ちっちゃなお稲荷さん5個を食らった後、近しい人に感激の電話とメール。山頂で通信できるなんて、なんて便利なんでしょ、と一人ゴチル殿でありました。某氏と別行動で、しばし頂上の散策を一人楽しむことにしました。


お鉢、つまり火口をバックに記念写真を撮ってもらいました。向こう正面が最高峰の剣が峰、ご存知3776mです。

  
   お鉢-1
ちょっと離れた所から、お鉢の全景を撮りました。左からパノラマでどうぞ。 青空がすばらしいでしょう!

  
  お鉢-2
立ち入り制限のロープ近くまで近づいての、お鉢の全景です。周りは溶岩、火山岩だらけであります。

  
  お鉢-3
ちょっと離れた鳥居付近に移動して、お鉢の中を覗き込みました。根雪が一部残っていました。


剣が峰にあった、気象庁の観測ドームはもうずいぶん前に撤去されています。お鉢廻り(お鉢巡り)をしたかったんですが、一周するのに2時間弱かかるということで、泣く泣くあきらめました。
これは絶景、お勧めです! 富士山頂 剣が峰 日本最高地点の360度パノラマ写真


隣は店じまいをしていましたが、頂上東京屋はまだまだ商売っ気一杯で、営業中です。


休憩広場でコーヒーを沸かしたり、ラーメンを作ったりで、皆さんくつろいでいます。


逆光のため、雲の大きさ、日差しの強さがよく撮れているでしょう。一押しの一枚です。

帰りの時間もあることから、1時間ちょっとの滞在で、8時には下山することになりました。富士山は天気が変わりやすいそうですが、頂上滞在中はずーっと晴れていて、風もなく、とてもいい感じでした。
 

下り始めたら、細くなっていましたが、氷柱(つらら)が残っている場所に出くわしました。またこの直後、ちっちゃな米粒みたいなあられ(雹、ヒョウ?)も降ってきましたよ。


下山専用ルートを下っている人々。この時点では「下りは楽でいいわい」、って能天気に構えていた殿でありました。


変わり映えしませんが、下界は雲で見えません。


山肌の角度はどれくらいでしょうか? 結構鋭いので、落石があったら大変です。実際に、この下山中に後ろの団体さんの列に、50cm四方ぐらいの大きさの岩が落ちてきたところを目撃しました。気付いた人の叫び声で、何とか難を逃れられてよかったですね。


判り辛いですが、黒く汚れているのは寝雪の塊です。下山する人がまき散らす砂(土)ぼこりで汚れています。
下山ルートは滑りやすい火山礫、小石でざらざらしており、とても滑りやすくなっています。ただでさえ下りは足に負担がかかるのに、滑らないよう余分に筋肉を緊張させる必要もあるため、右ひざに故障を抱える身としては、徐々に辛い下りとなってきました。ストック2本を両手に持って、足元を確保しながらの4本足歩きで、ひざに負担がかからないよう注意して歩きました。この辺りは下り始めてから30分ぐらいのため、まだまだ痛みもなく、ひたすら五合目を目指しました。

     
この辺りは約1時間20分ぐらい下ってきた地点です。まだ写真を撮る余裕が残っていました。岩石の隙間にしがみつくように咲いている草花です。何という名前でしょうか?

(追記しました。8/28)
この草花はイタドリ(虎杖、痛取)の高山型で、オノエイタドリ(尾上虎杖)、別名フジイタドリ(富士虎杖)です。イタドリは山野に普通に見られる花ですが、富士山のものは高山型で、普通のイタドリよりやや小型だそうです。赤みが強くなってくると、メイゲツソウ(明月草)と呼ばれるそうです。
分布 本州(中部地方以北) 基準標本は富士山のもの。
雌雄異株、亜高山帯~高山帯の砂礫地に生える多年草。
高さ30~50センチ。花被は白色または淡紅紫色、5深裂する。雄花には8個の雄しべと退化雌しべ、雌花には雌しべが1個と退化雄しべがある。
花柱は2~3個、柱頭は細裂する。花期 7~8月。
イタドリとは、タデ科の多年生植物。別名スカンポ又はイタンポ(茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから、スイバをスカンポと呼ぶ地方も多い)。
※山と渓谷社の図鑑「高山に咲く花」などから引用しました。
スカンポなら、子供の頃食べたことがあります。(ウンチク)

  
1時間半経った頃、資材を運ぶブルドーザーに出くわしました。カーブで大きく地面を蹴散らして登って行きました。さっきまで晴れていたのに、後ろにはいつの間にかガスがかかっていました。

1時間ほどでこのジグザグの悪路が終わるのではと淡い期待もしていたんですが、結局は六合目まで続きました。足を引きずるような状態のため、当然この後は写真を撮る余裕もありません。
ストックを2本で足場を確認しながら歩いたんですが、六合目までに、前に1回転び(たまたま軍手を外していたので、右手をねんざ)、後ろ向きへ尻もちなどの転倒6回という無様な格好を見せてしまいました。富士山独特のざらざらすべるジグザグ道路に負けた殿でありました。

 
辛く長いジグザグ道路を、痛む足を引きずるようにしてやっとのことで抜けだしました。11時10分になっていました。3時間にも及ぶ苦行でありました。何とか写真も撮る余裕が出てきて撮ったのが、六合目付近に咲いていた花、ホタルブクロです。ホタルブクロ(蛍袋)は、別名ツリガネソウ、チョウチンバナといも呼ばれる、キキョウ科の多年草です。花言葉は、「愛らしさ」「誠実」「忠実」「正義」「熱心にやり遂げる」「悲しい時の君が大好き」などなど。


12時7分、登山口五合目に戻ってきました。下山に4時間ちょっとかかったことになります。これから登る団体さんで一杯です。頑張ってくださいね。

今日27日現在、足の筋肉痛も大分和らいではきましたが、まだ地下鉄の階段を降りるときなどには痛みが出て、ゆっくりとしか動けない状態であります。以上で、富士山登山の顛末紹介は終わります。


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