若殿の気ままな独り言

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5分で判明、ぜんそく最新検査。 軽症でも薬を使おう!

2015-12-28 10:00:00 | 健康、フィットネス
5分で判明、ぜんそく最新検査 軽症でも薬を使おう(以下、日経ヘルス&メディカルから一部抜粋)

『 風邪の後、咳(せき)が止まらない。息をするとゼーゼー、ヒューヒュー音がして苦しい…。こんな症状に悩まされていないだろうか。ぜんそくや咳ぜんそくは女性に多く、大人になってから発症する人もいる。最新の検査方法では、ぜんそくかどうか5分程度で診断できるようになった。軽症でも炎症をコントロールする薬を適宜使うのが鉄則だ。



 ぜんそくの検査で必ず行われるのが肺機能検査だ。スパイロメーターという機器で、息を思い切り吐いて呼吸機能を調べる。「ただし、咳ぜんそくの場合はこの検査では異常が出ないので、呼気中の一酸化窒素濃度を調べる新しい検査法が有効。もちろん、ぜんそくの診断にも使われる」と東京女子医科大学第一内科学講座の玉置淳教授は話す。

 治療は薬物療法が基本。気道の炎症を毎日コントロールして発症予防する長期管理薬と、発作時だけ使う薬の2本立てだ。

 前者の代表は吸入ステロイド薬。「咳ぜんそくを含め、軽症の人も使うべき。副作用を心配して嫌がる人が多いが、吸入薬は局所に作用するのでのみ薬のような心配は不要。妊娠中でも安心して使える」と玉置教授。ぜんそくは妊娠出産で悪化しがちだが、妊婦が発作を起こすと胎児も低酸素状態になるので危険だ。

 また発作時だけ使う気管支拡張薬は、狭くなった気管支を広げる吸入薬だ。「速効性があるので発作が治まったように感じるが、気管支の炎症自体は続いているため、また発作を起こす。ぜんそく治療の主役はあくまでステロイド薬」と半蔵門病院アレルギー・呼吸器内科の灰田美知子副院長は説明する。

 では季節の変わり目など、年に数回程度発作が起こるような軽症の場合はどうしたらいいか。「症状が出始めたら、あるいは出そうな段階で吸入ステロイド薬を使うといい。症状が消えても気道の炎症は続いているので、少なくとも2~3週間は毎日続けるべき」と玉置教授。


気道の炎症を抑えて発作を予防するのが「吸入ステロイド薬」だ。左の「アドエア」(長時間作用型β2刺激薬も入った合剤)、左から2つめの「パルミコート」など。発作が起きたとき、即座に気管支を広げてラクにしてくれるのは「気管支拡張薬」。その代表がβ2刺激薬だ。右「サルタノール」、右から2つめ「メプチンエアー」(いずれも短時間作用型β2刺激薬)など

 一方、これらの薬で十分管理できない中等症から重症の人には、補助的に漢方薬を加えることも。「柴朴湯(さいぼくとう)にはステロイド薬に似た抗炎症作用がある」(玉置教授)。ほかに、たんが多い場合は清肺湯(せいはいとう)、空咳を伴う場合は麦門冬湯(ばくもんどうとう)を使うこともある。

■最新検査は息を吹き込むだけ、5分で結果
 ぜんそく・咳ぜんそくの新しい検査法として注目されているのが、「呼気NO(一酸化窒素)検査」だ。「気道に炎症細胞の好酸球が増えると、呼気中のNO濃度が上がる。これを測ることで気道の炎症程度が分かる」(玉置教授)。


フーと息を吹き込むだけの簡単な検査で、数分で終わる。2013年から保険適用に。検査は3割負担で720円。   』