地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

金正日総書記の声紋

2008年12月26日 22時39分33秒 | 時事ネタ


書評の評なり感想なりを書くという行為は、学術論文の孫引きをしている様で、
毎度僅かながら後ろめたさを感じるものなのですが、外交知識普及会発行の
「時事評論」中、「自著自賛」ならば己の著作を評する(PRする?)欄であり、
その評文の感想ならば孫引きとはならないかも、とのそーとーに我田引水な理屈
も通りそうな気配あり、ですので、ここでトライします。

矛盾に満ちた隣国とその指導者の動静は、ショートスパン的にもロングスパン的
にも我が国の安全保障に影響を与えます。

北朝鮮研究を長年行なってこられた早大の重村智計教授が著作『金正日の正体』に
ついて、「時事評論」2009年1月号にて自著紹介した短文を以下に転載致します。

---------------------------------------------------------------------

〔自著自賛〕【金正日の正体】

北朝鮮の真実と「総書記03年死亡」の証言
                    早稲田大学国際教養学部教授 重村智計

 著者は、三十年以上も北朝鮮についての取材と、研究を続けてきた。北朝鮮の
真実を伝え続け、その予測と判断は九〇パーセントの確率で的中した。今回の本
は、金正日総書記は既に死亡した可能性が高い、との情報と判断を示して話題に
なり、七版を重ねた。
 著者は、韓国・朝鮮語が堪能な元毎日新聞記者である。かつては、ソウル特派
員も学者も、韓国・朝鮮語を使えなかった。北朝鮮研究は、歴史が浅く、ほとんど
の学者は、一九八〇年代後半から取り組んだにすぎない。朝鮮総連の圧力や脅し
を恐れ、手を出さなかった。
 著者は、こうした日本の状況に抵抗し、北朝鮮の真実を書き続けてきた。「金正
日総書記の後継者決定」や「北朝鮮経済は良くない」を、七〇年代に報じた。また、
「北朝鮮は戦争できない」「短期崩壊はない」と、早くから主張した唯一の専門家
である。
 金正日総書記の死亡説、影武者説の始まりは、二〇〇四年であった。小泉首相
の第二回訪朝直後に、在京テレビ局が金正日総書記の声紋分析を行った。以前の
金正日総書記の声紋とは全く違うという、結論だった。影武者である。
 取材と調査を始めると、とんでもない事実が明らかになった。総書記は、一九八二
年から毎年こっそり東京の赤坂に姿を見せていた。また、影武者に会った日本人が
三人もいた。
 そのうちの一人が、金正日総書記は既に〇三年三月に死亡した、と証言した。金
正日総書記は、二〇〇〇年の春に糖尿病で倒れ、車イス生活だったという。そして
〇三年に死亡した。
 この時期から、金正日総書記に接触できる高官が、極めて限られるようになった。
あり得ないことが、次々起きた。金正日総書記が最も憎む腹違いの弟、金平一駐
ポーランド大使の写真が、突然公にされた。生きていれば、絶対にあり得ないこと
である。平壌中枢部は、〇三年以降は「影武者擁立派」と「金正日ロイヤル・ファ
ミリー擁立派」の勢力争いが続いてきた。その争いに、ようやく終止符が打たれよう
としている。〇九年は、(影武者の死で)金正日総書記死亡が公式に発表され、
後継体制に移行する年になるだろう。


(講談社現代新書(税込み)756円 237ページ)

---------------------------------------------------------------------

半分眉唾ガセネタものなんじゃなかろーか、との疑念の元、下世話な政治ゴシップ
かもしれぬリスクを背負いつつ、たった今「Amazon」にて購入手配致しました。

再読に耐え、内容の確度が高いと判断されたならば、再度このブログ記事に取り上
げたいと思います。


----------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工開始
    しました。

-----------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿