地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

久留米井筒屋、来年2月末日で閉店

2008年08月13日 08時47分01秒 | 時事ネタ


昨年、2008年春に閉店されると報道されつつも、それを否定していた久留米
井筒屋ですが、昨日夕刻、2009年2月28日を最後に閉店するとの発表が
ついになされました。

創業以来70年に喃喃とする地元老舗デパートの閉店に少々ショックを受けてい
ます。

西鉄久留米駅前に久留米岩田屋が開業するまでは地域唯一無二の百貨店で
して、小学校低学年の頃は、数週間に一度、親に連れられて井筒屋に行くこと
が大きな楽しみでした。

地下階が無く、いわゆるデパ地下でなくて「デパ地上」でしたし、各階フロア
面積も大都市のそれと比較してかなり見劣りしていたものでした。

建屋の老朽化・貧弱な駐車設備に加え、近年、郊外型大規模ショッピング
センター・複合型パワーセンターの近郊進出によりとどめを刺された形です。

ただ、「久留米井筒屋」の閉店決定は、当地域だけの特殊事情ではなく、各地
の地方都市に須らく起こりうる、または既に起こっている、一類型の顕在化で
あろうと考えます。

--------------------------------------------------------------------

Wikipedia「久留米井筒屋」の項より抜粋

小倉井筒屋本体が開店したのとほぼ近い時期に、久留米市初のデパート「旭屋
(あさひや)」として市内六ツ門町に開店。昭和40年代に、井筒屋に買収され、
子会社となった。

その後、西鉄久留米駅前に進出した岩田屋とともに、筑後地域の中核百貨店と
して親しまれたが、地域経済の衰退や、ともに地域を支えてきたダイエー六ツ門
店(旧ショッパーズ久留米)の閉店などで売り上げは減少。百貨店から「専門店」
の形式に移行し、地域の特産物を扱うなど地域密着姿勢で生き残りを図るも、
業績回復までには至らず、2008年8月12日、本体の中村眞人会長が、2009年2月
28日を最後に閉店することを発表した。だが、六ツ門地区で最後の中核商業施設で
あっただけに、閉店後も地域商業の中核施設として活用する方法を検討するとして
いる。

1950年代の一時期、KBC九州朝日放送が当時5階の上にあった屋上に社屋を構え、
福岡市移転まで放送を続けた。移転後も井筒屋買収まで事務所を構えていた。

--------------------------------------------------------------------

原油高・国際金融不安などに起因する国内景気の低迷により、個人消費が低迷し
ているのも閉店の大きな要因であると言えましょう。

--------------------------------------------------------------------

「RKB LOCAL NEWS」から

来年2月で閉店へ 08/12 19:38

井筒屋グループはきょう、久留米市の井筒屋久留米店を来年2月末で閉店すると
発表しました。

郊外の大型ショッピングセンターの出店で、業績が低迷したことが要因です。

井筒屋はきょう午後4時から、久留米市で会見を開き、来年2月末に子会社の傘下
にある、井筒屋久留米店を閉店することを発表しました。

閉店の理由について井筒屋では、2003年に出店した「ゆめタウン久留米」など郊外
の大型ショッピングセンターの出店で、客足を奪われたこと、個人消費の低迷に
よる業績の悪化、それに、創業から72年が経ち、建物が老朽化したことをあげて
います。

従業員およそ130人は、グループ内で再雇用する方針です。

筑後地区や大牟田地区にあるサテライトショップは、引き続き営業します。

また跡地については、久留米店が建つ地域が、市街地活性化基本計画に認定され
ているため、今後久留米市などと協議していくとしています。

老舗百貨店の閉店に、地元では驚きと落胆の声が聞かれました。

井筒屋久留米店は、1982年のピーク時、売上高は160億円に上っていましたが、
2008年2月期の売り上げ高は63億5,400万円とピーク時の4割程度にまで落ち込ん
でいました。

井筒屋は、JR博多駅の改装に伴い去年3月に博多井筒屋を閉店後、福岡市にサテ
ライト店の「サロン・ド・ユー井筒屋」を出店。

さらに今年4月には、北九州市の小倉伊勢丹を引き継ぎ「コレット井筒屋」を開
店したほか、10月には山口に出店する予定です。

井筒屋グループでは、採算がとれない店舗の整理、縮小とともに資本を集中し、
競争力を確保するための再編が続いています。

--------------------------------------------------------------------

「NHKオンライン」から

久留米井筒屋来年2月閉店へ

北九州市のデパートの井筒屋は、業績が低迷しているとして久留米市にある店を
来年2月をめどに閉店することになりました。

井筒屋の中村眞人会長らが久留米市で会見して明らかにしました。井筒屋の久留
米店は、創業72年の地元では老舗のデパートですが、郊外型の大型店などとの
競合などで、ここ数年の売り上げは60億円余りと、ピーク時の半分以下に落ち
込んでいました。

こうした中、建物の維持や管理の費用を考えると店舗の存続は困難だとして、来年
2月をめどに閉店することを決めました。

閉店した後の土地は、地域のにぎわいにつながるような活用を地元と協議し、従業
員およそ130人についてはグループ内での雇用を維持するとしています。

中村会長は会見で、「地域に迷惑をかけ、申し訳ない。今後は、中心市街地の活性
化に協力できることを考えたい」と述べました。

久留米市の江藤守國市長はコメントを発表し、「街づくりの視点から商工会議所や
商店街などとも連携して今後の対応を検討していきたい」としています。

--------------------------------------------------------------------

地方経済の疲弊をひしひしと感じます。

都会より地方都市、それも県庁所在地でない久留米程度の街の地域GDPの推移、
激しく気になりますが、如何なものか。

勿論、当地よりさらに経済規模の小さな地域においては、この傾向が厳に進捗して
いることも認識しております。

グローバル経済化について各界のご意見が喧しい中、地方経済の疲弊についても
視点位置を低くしつつ考えていく必要、大有り。



----------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工開始
    しました。

-----------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿