![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_cloud.gif)
16時前に本日のメーンイベントである川西市の大口見込み客での
プレゼンテーションを終え、阿波座の宿に戻りました。
荷を下ろし、四ツ橋の「HAFEZ」へ。世界民族資料館長の邁買底里
さんと11ヶ月ぶりにお会いし、ご持参のエスニック帽を拝見したり、
少数民族動向のレクチャーをいただいたり、情報交換したり、と忙し
くする為です。
邁買底里さんとは、弊ブログ「帽子ネタ」にコメント下さったことから
ご縁を持つようになった、エスニック帽収集という奇異な性癖(もしか
すると国内唯一無二かも)を同じくする同好の志です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/63/1873a91d1f684a544e226cfaa73bc1ee.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/fe/1dbff60d6b24846b64a28767527d7cf5.jpg)
(四ツ橋筋東側に、エスニック飯屋「HAFEZ」はあります。小さなビル
の2階部分)
主にインド・イラン・トルコなどの料理や飲料なんかを出してくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/83/54c4897e1af4df515eb981c35a96d196.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/e9/3aa8125bf9ea95027dff60a1f0ee750f.jpg)
(左:階段上がって右側のカウンターとテーブル席。右:靴を脱いで
板の間に上がりエスニック座布団に座りこんで飯を喰えるスペース)
ご覧の通り、異国情緒満点。
邁買底里さん、約束致した時刻ピタリにおいでになりました。
11ヶ月ぶりの再会挨拶もそこそこに、アニスティー飲みつつ、ご持参
下さったエスニック帽の数々を拝見致しました。
来月、香港・フィリピン・台湾へ出向く件をあらかじめ申しておりました
処、その地域を中心とした少数民族の帽子を持ってきていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/dd/abd95f4f1b58db7d250b3b67cf1f4998.jpg)
(ミンダナオ島の少数民族、モロ族の中で、中部ラナオ湖周辺のマラナオ
人、マレーシア・サバ州とまたがって住むタウスグ人あたりのものではな
いかと推定される男性正装帽。右前から)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/bb/032a7c53cda77c337d954f6014e2b706.jpg)
(ジャワ島の「ブランコン」。正面から)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/72/e79afeb1aa30685de36f3e85c6789e4f.jpg)
(元々はターバンの布端を頭の後ろに束ねたことから始まった尻尾
部分。この部分を特に指して「ブランコン」と呼ぶこともある。右後ろ
から)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/27/e7e6a45baa4ce9966ae2555c9e209835.jpg)
(「ブランコン」が巻き布だった名残を色濃く残す頭頂部)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/a7/e2413e3dc8d0a9f9dc58f33c4c5890fa.jpg)
(沖縄、琉球王朝時代の官吏の冠。「ハチマチ(鉢巻の意)」。頭部を
何周もする長い布だったものが冠に変形していったもの。左後ろから)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/d2/7653501607ebd70141c6ca0863cfb84e.jpg)
(同じく「ハチマチ」。黄色がノーブルに美しい。西暦1650年以前に
この形態となったらしい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/0f/6c2a35af7385dcdf7bf8549ecad8d435.jpg)
(ベトナム人の多数を占めるキン族男性正装用「カンドン」。右前から)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/f8/dfd2c4c3c672f5c47cc588e6b15c6fc6.jpg)
(これも巻き布から派生したターバンの発展形態の一種。模様が、
中国の影響大なベトナムのものであることを表す。左後ろから)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/c9/4e31e3ffa22de3454f72116169cdbbc9.jpg)
(沖縄の「ハチマチ」やジャワ島の「ブランコン」同様、この「カンドン」
など含み、巻き布から冠などに変形していく頭部装飾品の形態変異
様式は、フィリピン付近を中心として、沖縄から台湾、南シナ海一帯、
南はジャワ島あたりまで、海の文化として広く伝わっていた可能性が
あります)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/bd/ea8c1b51ef3512d28e83a97bef341d25.jpg)
(ジャワ島の東隣、バリ島の「ウダン」。これも鉢巻からの変形。前面)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/00/89c84cf71a8dd5b22bed229bdd7133fb.jpg)
(左後ろから。正装用であり、後頭部は白)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/14/cb3fd87018f33630fc2d11137a4e6c32.jpg)
(タイで多数を占めるタイ族のターバン。写真に写った面が前面と
なる様に上手く巻くらしいです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/5e/cb3774e83df7be61426693c012fe3873.jpg)
(ベトナムの山岳民族が巻くターバンらしい、とのこと。族名は不明。
やはりこの派手な面を正面に持ってくるものと思われます)
南シナ海の海上交通を媒介としてインドシナ半島内陸部まで頭部巻き
布文化が広く伝播していたことに感慨を覚えつつ、イラン(ペルシャ)
料理など喰った件は、次回。
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全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
と書くのが日本語的には正解)が得意です。
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最後の方は慌しくなってすいません。
実はもう2、3個持ってきていたのですが、
時間が足りませんでした。また持っていきます。
巻き布・巻き紐文化についてさらに話したかったと感じました。
次回、またお世話になると思いますが宜しくお願い致します。
この記事の下から2つめの写真のタイ・ダム人について再調査していたら、
頭巾の巻き方を発見しました。お会いしたときは巻き方を忘れていたのでよろしかったらご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=z2Bgfy0mc6s&feature=player_embedded