![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
砂漠化しつつある中国内陸部の緑化・保湿化に行政当局が重い腰
を上げるには上げているのですが、「絵に描いた餅」にしか思え
ない目標を、いかにも中国的白髪三千丈なスパンで提示してくれ
ています。
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国土の18%が砂漠化―中国
3月28日7時17分配信 Record China
国家林業局の発表によると、中国の30省、889の県などに砂漠化が
拡大していることがわかった。砂漠化した土地の面積は国土の18%
にあたる約174万平方キロメートルにも広がり、4億人の暮らしに影
響を与えている。毎年砂漠化が進むごとに直接的な経済損失が年に
500億元(約4500億円)に上るともいわれ、経済成長の大きな脚かせ
となっている。
砂漠化を食い止めるには、オアシスを防風林で囲って保護する、半
砂漠化の地区には現状を保護しつつさらに植林して地表を覆うなど
地道に取り組むしか手立てはない。
今後の目標として、まずは北方地域の砂漠化を2010年までに食い止
め、2030年までに砂漠の縮小と人間の住めるエリアの拡大を実現す
る。2050年には完全に砂漠化をコントロールし、経済活動が行える
状態にしたいということだ。
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2004年11月末に重慶市から山西省太原市への飛行機の窓から
撮った、中国内陸部砂漠化の現場写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/a1/233b8e6624927ea28bd8a47ac0476c0f.jpg)
(陝西省と山西省を分ける黄河を撮りました。写った範囲に植物自生
を見ることはできません。写真の細かいところまでよーく見ると、
やや積雪した平たい山頂部、実は耕地であることが見てとれます。昔
は一面平原であった地形が、黄河とその支流に侵食され、不毛の山岳
砂漠と化しつつあることがわかります)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/cf/80c620ec03afd386dfe07dced32a1af5.jpg)
(太原市の空港へ着陸する少し前、高度をかなり落とした時点で、
あまりに酷い土壌浸食の現場を撮りました。水気の少ない土地で
強引に過剰な耕作を続け、地力が落ちたところに、雨水での侵食。
これら侵食された土が、黄河の泥となり、さらに我国や韓国に
黄砂となって飛来してきます)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/21/117a27d4f883d86d2fb4de07b9c5e159.jpg)
(元々の平原が侵食されてできた深い谷の底にまで、つましく耕
地を作っていますが、痩せて乾燥した土ぼこりばかりが舞い飛ぶ
生産性の低い畑であるのは歴然としています。平原上も谷中も、
今すぐにでも、緑化の為の植樹を開始するべきだと思いますが..)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/6f/a21e2eab45c6f280959624cdce0dcf33.jpg)
(北京の黄砂の激しさ、日本の比ではありません。桜島降灰最盛
期の鹿児島市内並か。健康を害する方が続出なのも頷けます)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/06/2bbbb28ecb72b29f00307fe751c733ee.jpg)
(首都の要人たちもさすがに危機感を感じているのでしょうが、
「公に資する」文化に乏しい中国で、現時点の利益を圧縮まで
して、未来の世代の為に環境保全&改善をしていくことが一体
できるのか、と懐疑心満点で、掲載の記事を読みました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/85/6bbfdb36d5a8cc74ebf3613ea21cedc3.jpg)
(機窓からの写真の地点、年降水量400mm等値線より、数
百キロ東側です。この線より西側はさらに酷い状況です)
中国のこの惨状を少しでも改善しようと、日本からいくつもの
団体がボランティアで植樹・緑化のために入境し、活動してい
ます。
中国緑化プロジェクトなど
ただね、砂漠化の現状もそれに対する日本からの行動も、中国
のほとんどの方々は全く知らないか、または知っていても他人事
であるか、なんです。
「他所の国に木を植えにくる日本人って暇な金持ちなんですね~」
と冷やかす様に言われて愕然とした事実を申し添えておきます。
だもんで、ことここに極まって、中国の要人たちが少しばかり
緑化について語っても、「今さら何を」とも思いますし、事実、
中国の方々、その大多数は目先の経済活動に邁進するばかり。
悪口にしか取れない様な内容を書き連ねていますが、これ、僕の
ここ数年の体験と体感を書いただけで、かなりの客観性を伴って
いると思っていただきたいです。
かの地とそこに住まう方々にそれなりに親近感を持っているから
こそ、危機感が多大に発生しているわけです。
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