地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

後は「上皮細胞と間葉細胞」を探し出す技術だけってか?

2007年02月19日 19時27分43秒 | 時事ネタ
再生医療技術がまた進歩しました。

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歯の再生 マウスで成功 神経も、入れ歯代替に期待
2月19日17時3分配信 毎日新聞


 歯のもとになる組織(歯胚(しはい))から、神経や血管を含め
歯をまるごと再生させることに、東京理科大と大阪大のチームが世
界で初めて成功した。マウス実験での成功率は80%と高く、将来
的に入れ歯やインプラント(人工歯根)に代わる方法として期待さ
れる。さらに、開発した技術は他の臓器や器官の再生医療にも応用
できるという。18日付の米科学誌「ネイチャーメソッズ」(電子
版)に発表した。
 臓器や器官の再生では、胚性幹細胞などを目的の細胞に分化させ
る課題と、分化した細胞を臓器に形作る課題がある。研究チームは
すべての臓器や器官は、上皮細胞と間葉細胞と呼ばれる2種類の細
胞が反応しあって形成される点に注目。歯をモデルに両細胞を使っ
て、器官の基になる「器官原基」を生体外で組み上げる技術開発を
進めた。
 胎児マウスの歯胚から両細胞を採取。それぞれの細胞に分離した
うえ、寒天状のコラーゲンの中に重ねるように入れ培養したところ、
高さ0.25ミリの「歯の種」ができた。これを拒絶反応を起こさ
ない種類の大人のマウスの抜歯部に移植すると、約2カ月後には長
さ4.4ミリに成長。歯の内部には血管と神経があることを確認し
た。抜歯部に移植を試みた22回中17回で歯が再生した。
 一方、マウスの毛でも同様の方法で培養し、毛の再生にも成功し
た。
 人での実施には、胎児からの歯胚入手という倫理上の課題や、別
人からの移植に伴う拒絶反応の問題もある。研究チームは、患者自
身の口内や頭皮から、基になる細胞を探していくという。
 辻孝・東京理科大助教授(再生医工学)は「臓器や器官が作られ
る仕組みを忠実に再現したことでうまくいったと思う。肝臓や腎臓
などの再生も試みたい」と話す。【田中泰義】



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人間の治療に導入する為には、後は「上皮細胞と間葉細胞」を探し
出す技術だけとなっている様に読めますが、ホントかいな?

狙った臓器や器官を忠実に再現する仕組みを編み出したことになります。

肝臓や腎臓などの主要臓器の再生も、あと少しの試行錯誤で成功しそう
な処まで来た様です。

実際の医療行為に採用される日はいつ頃だろうか?



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● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
    または、TEL:0942-34-1387 へお願い致します。
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    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
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● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工はじめました。
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ヒ素漏出ではなかった!

2007年02月19日 19時07分17秒 | 時事ネタ
何と! ヒ素漏出ではありませんでした!

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亀山の桜川ヒ素検出:ヒ素検出されず 再試験で判明、県など原因
調査 /三重

2月15日11時1分配信 毎日新聞



 亀山市太岡寺町の鈴鹿川支流・桜川で13日午後、小魚など数十匹
が死んで浮いていた問題で、川の水から最大で環境基準の500倍の
ヒ素が検出されたとしていた県などは14日夜、精密な水質試験の結
果、ヒ素は検出されなかったと発表した。当初実施した簡易水質試験
で採水した際にリン酸などが混じり、試験結果に影響したとみられる。
死んだ魚の検査でも病原体は確認できず、引き続き魚の死因を調べて
いる。
 県によると、桜川には、名阪亀山・関工業団地から桜川に流れ込む
排水口があり、同団地内にはリン酸を含む洗剤を使用している工場が
あるという。リン酸は無害という。
 一方、この問題で市などは14日、汚染源の特定や対応などに追わ
れた。近くの小学校は、川に近づかないよう全校児童に注意した。
 市は環境保全対策室の職員ら約30人が水質調査や、死んだ魚の回
収作業にあたった。市上下水道部には午後3時ごろまでに市民から
「飲み水は大丈夫か」などの問い合わせがあった。
 また、約500メートル東の市立神辺小学校では、昼食の時間に服
部裕教頭が桜川などに近づかないように全校児童119人に注意。保
護者にも注意を呼び掛ける文書を児童に持たせ、下校時は先生が付き
添った。【中島幸男、田中功一】〔三重版〕

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結果的に見て、検査機関も原因把握と対応に焦ったのでしょうか、リン
酸とヒ素の検出間違いを起してしまったとのこと。

なんともはや。

しかし、全く安心も何もできないわけで。じゃあ何だったのでしょうか?
小魚が大量に浮いた原因は。

他の毒劇物の遺漏なのか?

家庭排水が大量に流れ込んだことにより、微生物が大量発生し、BODが
急激に増大したから?


我らが表面処理業界が関係していないこと、祈らずにいられません。



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金属資源が2050年までに枯渇するとの予測

2007年02月19日 18時41分28秒 | 時事ネタ
 杉花粉日和

BRICs経済が2050年まで持続的経常的に発展していった場合、
多くの金属資源が枯渇してしまう、との予測を物質・材料研究機構が
唱えています。

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<金属資源>中国などの消費続けば50年までに枯渇
2月16日11時2分配信 毎日新聞


 BRICs諸国と呼ばれる中国やインドなどの経済成長が現在のまま
続くと、銅、鉛、亜鉛、金、銀など多くの金属資源が2050年までに
枯渇するとの予測を物質・材料研究機構がまとめた。同機構は「このま
までは地球規模での経済発展を賄えない」と警告している。

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2050年までに世界的な資源制約の壁
- 各種金属資源の将来消費予測を実施、
消費量が2050年までに現有埋蔵量の数倍を超えてしまう金属が多数ある
ことを指摘 -


平成19年2月15日
独立行政法人物質・材料研究機構

独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:岸輝雄)、材料ラボの原田
幸明ラボ長は、これまでの金属の使用量と経済成長の関連の解析をもと
に、成長過程にありこれから大幅な金属の使用が予想されるBRICs諸国を
中心に2050までの累積金属使用量の予測を行なった。その結果、2050年
までに多くの種類の金属が現有の埋蔵量ではまかないきれなくなり、中
には埋蔵量の数倍の使用量が予想される金属もあることがわかった。

2050年までの累積で現有埋蔵量の数倍の使用量が予想される金属は、銅、
鉛、亜鉛、金、銀、錫、ニッケル、マンガン、アンチモン、リチウム、
インジウム、ガリウムである。このうち、銅、鉛、亜鉛、錫、金は経済
成長がある段階に達すると一人当たりGDPの増加に対して減少する傾向が
現れているが、それでもBRICs諸国の使用量の増大は大きく現有埋蔵量を
突破してしまう。

銅、鉛、亜鉛、金、銀、錫、ニッケル、アンチモン、インジウムは埋蔵
量ベースと呼ばれる技術的には採掘可能だが経済的理由などで採掘対象
とされていない資源の量までも超過してしまう。

特に、金、銀、鉛、錫の累積使用量は2020年の時点で現有埋蔵量を超え
ることが予想される。

資源が比較的豊富とみなされている鉄や白金についても、2050年までに
は、白金は現有埋蔵量を超過し、鉄も現有埋蔵量に匹敵する量の消費が
予想される。また、モリブデン、タングステン、コバルト、パラジウム
も現有埋蔵量を超過した累積消費が予想される。

この結果は、3月2日に行なわれる「NIMS元素戦略シンポジウムⅠ:希少
元素全面代替に向けた材料科学の挑戦-ラティス・エンジニアリングに
基づく材料開発-」(主催:物質・材料研究機構)で紹介される。またそ
の一部は2月16日に開催される「元素戦略/希少金属代替材料開発」府
省連携シンポ(主催:元素戦略/希少金属代替材料開発 合同戦略会議、
共催: 内閣府、文部科学省、経済産業省)においても触れられる。

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今思いつく範囲で、金属資源の枯渇に対する解決策には3つの流れが
考えられます。

①原油と同様、時代が下れば下るほど、技術の向上により採掘可能量が
 増加してくるはずなので、現時点で枯渇を憂う必要はそれほどない。
 さらに、海底や海水中に存在する金属の採掘や精製を本格化させれば、
 問題にはならない

②金属含有率の高い小惑星を地球近くまで引っ張ってくる。または、月
 に埋蔵されている金属類を採掘する

③粒子加速器にて任意の元素を砕くか組み合わせるかして、不足した金
 属を作ってしまう

2050年で達成されているだろう各種先端技術の中で、もっともチープ
に実現可能なのはやはり①でしょう。

①②③どれも技術的には可能でしょうが、コストパフォーマンスの点から
やはり①です。

2100年の段階まで進めば、②③が経済的な面や採掘可能絶対量の点で
①に迫るか凌駕している可能性がありますが。


上の記事で注意して読まねばならない行間部分としては、

BRICsの持続的発展は迷惑やな~、の部分。

現在の技術のまま使用量のみ増大していけば資源枯渇が予想されるという
事実の中での、報告者からの教訓的メッセージの部分。

その教訓的物言いは、将来技術の進歩を肯定的に想像し得ない中での
近視眼的危機感から発生している可能性がかなり高い、との部分。


ま、何が言いたいかっつーと、僕はこの手の、数十年後には資源が無くなっ
ちゃうから一元的に経済発展ばかりするのはよそーよ、との数十年前の
「ローマクラブ」的危機感煽りに与したくはない、わけです。

だからと言って、無節操に資源の無駄遣いばかりしている様に見える米国
や中国の産業構造や国民の価値観を良しとしているわけでもありません。


今はまだ達成できていない重要な課題も、いずれ訪れる技術のブレークスルー
によって解決の方向に向かうはずだから、いたずらに心配ばかりする必要は
無い、と言いたいのです。

18世紀の英国のある識者が「今のままの交通流量の増加傾向がこのまま
継続する様では、19世紀には、ロンドン市内の主要道路は馬車馬たちの
糞で足の踏み場がなくなってしまうだろう」と予測したことがあるそうです。

結果は、万人が知っている通り、糞尿を垂れ流す馬車交通ではなく、スピード
もキャパシティーも遥かに優れた鉄道や自動車での内燃機関利用交通の
大発展によって、ロンドン市内は糞尿地獄から免れたのでした。


2050年に至った後、2007年のこの危惧を振り返ったとして、
まず間違い無く、この「ロンドン糞尿危機」の後日談に似た印象を持つことに
なるのではなかろうか、と、今から考えたりしています。



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