地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

宿から見える小川で、ヒ素によって魚が浮いてるって!

2007年02月15日 08時41分44秒 | 時事ネタ
三重県亀山市は強風。

和歌山県印南町では竜巻が発生した可能性大。この報道については続報待ち。


早朝、ボヤーッとテレビ見ていると、何と!、今泊まっているホテルそばの
川でヒ素騒ぎが!

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川に基準500倍のヒ素、小魚など数十匹死ぬ…三重

2月14日3時7分配信 読売新聞


13日午後4時40分ごろ、三重県亀山市太岡寺町の桜川で、小魚やナマズ
など数十匹が死んでいるのを近くの住民が見つけた。

 連絡を受けた中部地方整備局三重河川国道事務所が水質を簡易検査したと
ころ、最大で環境基準の500倍に達する1リットル当たり5ミリ・グラム
のヒ素が検出された。

 川の水は上水道には利用されていないが、桜川が流れこむ鈴鹿川の下流の
一部では井戸水を利用している地域もある。

 同事務所ではきょう14日、詳しく水質を検査するとともに、汚染の原因
を調べる方針。

 同事務所の調査によると、死んだ小魚などの死骸(しがい)は200~
300メートルにわたっていた。桜川は鈴鹿川の支流で、近くの工業団地か
ら工場排水が流れ込んでいた。同事務所と亀山市は、工業団地からの排水が
桜川に流れ込まないよう措置を取った。

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(泊まっている安ホテル10階西向き窓から問題の「桜川」を撮りました。
高架橋は、昨日走ってきた「名阪国道」)

写真よりさらに西北部の上流部には数々の大企業の工場が軒を連ねていま
す。

おそらくどこかの工場廃液がイージーミスで流れ出したものと思われます。
高濃度の未処理ヒ素水溶液はかなり危ないです。

関係者、早く名乗り出て厳重に処置・改善してください。



ヒ素と言えば、「和歌山毒物カレー事件」を思い出します。

あの時、第一報では毒物は青化物の可能性あり、と報じられてしまったこと
から、和歌山県内の青化物を扱って業務を行なうご同業の皆さんが疑いの眼
でみられ、大変な迷惑を被ったこと、記憶にありありとしています。

表面処理業者は、毒物劇物を扱うことが多いことから、こういうイマージェ
ンシーな場合に、必ずと言っていいほど疑いの矢面に立たされます。

そのほとんどがマスコミの不勉強による誤報に端を発していますが。

今回のこの亀山市の一件は、我々表面処理業者とは無関係なヒ素によって
魚が浮いていることがはっきりしていますので、とりあえず、めっき屋の
立場としては、ほっとしています。

もちろん、地域住民の方々のお立場はそんな安直なものではないこと、
お察しします。

原因発生者、早く対処して下さい。



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