国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

「アイドル界の天宇受賣命」 ももいろクローバーZの歌とダンスは世の中を明るく照らす?

2012年01月23日 | マスターの独り言(ジャズ以外音楽)
原田和典氏は『いーぐる』の連続講演で話をしている時に、
マックス・ローチが歌手と演奏するのが好きだったエピソードを話した。
その際に
「きっと今、マックス・ローチがいたら、
 「ももクロ」の後ろでも叩いてたかもしれない」的なことをポロリと言った。
それは冗談であろうと思っていて、軽く流れていってしまったのだが、
そもそも「ももクロ」が何のことなのか分からない人もいたと思う。

「ももクロ」とは「ももいろクローバーZ」というアイドル・グループである。
元々原田氏は、『いーぐる』の掲示板に書き込む時、
本名の後ろにカッコ書きで「パフューマー」と書いていた。
これは「Perfume」のことを指している。
原田氏が「Perfume」のファンであることは前々から知っていた。
しかし今回の連続講演の告知文にはカッコ書きで「パフューマー ももクロ」と
今までのものに付け足しがされていた。

まぁ、僕も詳しく知らないのだが、
「ももいろクローバーZ」は、テレビで何度か見たことがあり、
またよく行くコンビニのチラシに
「週末ヒロイン」なる肩書きで載っていたのも見たことがある。
まるでゴレンジャーを意識したように一人一人が戦隊ヒーローもののような衣装であり、
とりあえずアイドル・グループであることは認識ができた。

さて、本題はここからなのだが、
マックス・ローチの講演についてブログを書こうと思い、
『黒い太陽』を取り寄せている間に、原田氏がポロリと流した言葉を思い出した。
今の時代はとりあえず便利である。
YouTubeで「ももいろクローバーZ」と調べて、
とりあえず音源だけでも一度耳にしてみようと思ったわけだ。

そこでこの言葉と再び出会う。
「天手力男」という曲が「ももクロ」の曲の中に存在しているのである!
となるとここでマックス・ローチと「ももクロ」が結び付いた。
2011年のよみうりランドで行われたライブDVDのプロモーションの一環で
「天手力男」の曲が取り上げられているのだ。
これはぜひ見てほしい。

世はアイドル戦国時代などと言われて多数のアイドルたちが乱立している状態であるが、
一回聴いただけで、良い意味で「う~ん」とうなってしまう曲である。
歌詞に意味があるわけではないと思う。
だが、そのメロディーは巷に溢れるアイドル曲とはまた違った
いわゆる「マニア受け」しそうなものなのだ。
おそらくラテンのメロディーを意識したものだとおもうのだが、
完璧にラテンになりきれない感じが耳に残る。
加えてダンスである。
一部のグループが口パクであると批判されるが、確かに歌いながら踊るのは難しい。
しかし「ももクロ」の売りは全力投球というあまりにも当たり前のことを
一生懸命にやることであり、その一生懸命さがダンスにも表れていて
思わず「うわぁ」となってしまうのである。

もうそうなるといてもたってもいられない。
とにかくCDを購入してできるだけ聴いてみるという作業に入ったわけである。
(CDの商法については正直残念に思うのだが…)
思うのは音源だけよりやっぱりDVDなど動いている映像の方が
パンチがあると言えるだろう。
ダンスと楽曲が一体になっているところにエネルギーを感じるようだ。

さて、「ももクロ」の後ろでマックス・ローチがドラムを叩いている姿を想像してみる。
なるほど、意外にローチの正確のドラミングが生きるかもしれない。
そんな風に僕は感じた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿