国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

宝箱には何が入っているか分からない

2009年08月15日 | マスターの独り言(日々色々なこと)
今日は終戦記念日であった。
だが、今日の僕はそんなことを言っている場合じゃなかった。
大宮のソニックシティーを会場に、
ディスクユニオンのCD、レコードの大放出会があったのだ。
と、なればとりあえず行くしかないでしょう。

とかくレコード、CDを巡る争いは激しい。
相手よりも早く目当ての物を見つけるスピードが重要だ。
これは相手も同じことを考えるわけで、
ひどいと押し合い圧し合いなのだが、
とにかく空いている場所を狙って身をねじ込んでいくぐらいの気迫は必要だ。
こういう場所で遠慮をしてしまうのはあまりよくない。
目的があるわけだから、
相手の人に断り、謝りながらも目的の物に到達しよう。

それに自分の知識や執念が試されもする。
いつどこでどんな商品に会えるかは全く分からない。
有名なミュージシャンの物は無理して買う必要はないと思う。
それよりも人の見向きもしないところに
名盤がないのかを探していくのが楽しいのだ。
そこで、こうした放出会は大事になってくる。
普段見つからない物が、各地から集められた品物の中に混じっている場合がある。
とにかく探し続けることで、やがて聴きたかったあの一品が手に入る。
それには長い執念と探し続ける根気が必要だ。

ちなみに自分の手にした物の管理はしっかりしておいた方がいい。
初めての行った放出会だが、
エレク・バクシクの『ジャズ・ギター』を他のレコードを探している間に、
近くに置いておいたのだが持って行かれたことがある。
腹立たしさと同時に血も涙もない争いの世界を感じた。
それ以降自分の手に取った物の管理にはかなり気をつけている。

レコードの入ったダンボールのことをエサ箱と言う。
だが、エサ箱の中には宝物が眠っているのだ。
その宝を発掘するために、今日も僕はエサ箱を漁り続ける。