国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

渋谷の老舗ジャズ喫茶「メアリー・ジェーン」

2009年08月08日 | 他店訪問
三谷幸喜作品に『ラジオの時間』という映画化された作品がある。
その中で戸田恵子演じるわがまま女優が、
役名を勝手に生放送のラジオ番組で変えてしまう。
その名前が「メアリー・ジェーン」である。

渋谷駅を南口から出て、
少し歩いた場所に「メアリー・ジェーン」というジャズ喫茶がある。
全く関係ないのだが、いつも行くと『ラジオの時間』を思い出してしまうのだ。

さて、ジャズ喫茶の「メアリー・ジェーン」の方だ。
現在のマスターは2代目であるが、
初代のマスター、福島哲雄氏は前衛的なジャズをいち早く流し、
新しいミュージシャンを広めた人でもある。
残念ながら福島さんとはお会いしたことがないため分からないのだが、
多くのジャズ喫茶が参考にしようとしたほど
「メアリー・ジェーン」の選曲センスはピカイチであったそうだ。

僕はあまり渋谷に足を運ばないのだが、
行けば「メアリー・ジェーン」には寄っている。
ジャズを聴くことができるということもあるのだが、
何よりもここのコーヒーがとても好きだからだ。
今日、ひさしぶりに「メアリー・ジェーン」に行ったのだが、
口に入れた時はほんのりと甘く、後からちょうどよい苦みが来る。
おいしいのでカップが小型なのが残念なのだが、
でもそのカップの大きさで適量をおいしくいただくことができるのだろう。

それに加えて料理もおいしい。
パスタやリゾットといったイタリアンがセットになり、
サラダとデザートまで付いてくる。
HPを見てもらうと分かるのだが、
週ごとにお薦めメニューをやっているので、ぜひチェックしてほしい。

こう見てみると
「ちゃんとした喫茶店としての機能を果たす」プラス「ジャズ」という
現在のジャズ喫茶模様も見えてくる。
何はともあれ、渋谷に行ったらぜひ一度は足を運んでみてほしい。