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鉄道遺産の保存

2008-09-26 23:51:01 | 鉄道

中日新聞 「明治期のレンガ倉庫、お引っ越し JR木曽川駅前整備で」 愛知CHUNICHI Web

一宮市のJR木曽川駅の近くにある古いレンガ倉庫を、ウインチで滑るように引きずって移動させる特殊な工事が25日、始まった。文化財的な価値のあるレンガ倉庫を守るため、市が専門業者に依頼し、保存できる場所まで移動する。

 木曽川駅周辺では市が、ロータリーなどをつくり、周辺の交通環境を整備する工事を9月始めごろから進めている。

 駅の近くには、明治時代から建つという高さ4メートル、床面積13平方メートルのレンガ倉庫がある。レンガのみを積み上げた造りで梁(はり)も無く、旧国鉄が油倉庫として利用していた。

 赤茶色のレンガは古びて味わいがあり、積み方も優れており、現在ではほとんど見られない貴重な建物。だがロータリーを整備するには、この倉庫を壊さなければならず、市は4月ごろ、所有者のJRから格安で買い取り保存することにした。

 レンガ倉庫を鉄柱の上に乗せて移動させる「引き工事」は、名古屋市昭和区の「山圓工業」が請け負った。同社は文化財保護や区画整理のため、木造建築から鉄筋までさまざまな建物の移動や移設をする仕事に携わる。

 倉庫は最終的に、元あった場所から北へ10メートル、東へ5メートル動き、入り口が道路に面するようにして保存する。関連する道路工事も含め来年2月ごろには完了の予定。

 作業初日のこの日は、5人の社員が、レンガ倉庫の下にレールのような鉄を敷き、その上に車輪の役目を果たす太さ10センチほどの鉄柱を数本乗せた。ウインチで引き、社員が鉄柱をハンマーでたたくと、重さ6-70トンあるというレンガ倉庫は、ほとんど音も立てず滑らかに十数センチ移動した。

 視察に来た山田広志社長(73)は「レンガ自体も古くなっているので、壊さないよう注意している。町の人の愛着に応えられるよう、丁寧に仕事をしたい」と話していた。



JR木曽川駅のレンガ倉庫が駅前整備に伴い、場所を移動させた上で保存される事になりました。
明治時代に作られたレンガ造りの貴重な建築物だけに、壊さずに保存する事を決めた一宮市に拍手です。

JR武豊線半田駅には、木曽川駅と同じくレンガ造りの倉庫があり、さらに明治時代の跨線橋もあります。
半田駅周辺は高架化計画がありますが、これらの建築物は保存してもらえるのか、取り壊されてしまうのか、今から気になっています。

名鉄太田川駅舎も寺院風の個性的な建築ですが、保存の話は無さそうなので、姿を消してしまうのでしょう。( ;∀;) カナシイナー



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