まい・すぺーす

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龍馬伝、第34回「侍、長次郎」

2010-08-22 22:31:24 | テレビ・ラジオ
モジャ泉長次郎が死んでしまいました。(;o;)(;o;)(;o;)

船を亀山社中・薩摩藩が自由に使えるとの取り決めを入れようとした事に亀山社中の仲間は私欲に走ったと責めたけど、現実として金がなければ日々の生活にすら困ってしまう。“志だけでは飯が食えない”という事を元商人だからこそ一番分かっていたはずであり、誰よりも亀山社中の事を思っていたからこその行動だったのだと思います。
社中への思いを仲間から理解してもらえなかった長次郎、寂しかったと思います。
そして長次郎は亀山社中を飛び出すもイギリス密航に失敗、最後は切腹してしまいます。
長次郎の最後の「切腹は侍にしかできない」「切腹をする事で本物の侍になれる」との言葉には寂しさを感じずにはいられませんでした。(´_`。)

長次郎を演じた大泉洋。大河では浮いてしまうのではと思ってましたが、結構いい演技をしてましたね。大河出演で彼の新たな一面を見られてよかったです。



|-J-).。oO(え~っと、上のように書くと泣けてしまいそうな感動的な内容だったように思う人もいるかもしれません。しかーし、実際は「これで終わりかよ!(゜Д゜#)ゴルァ!!」でした。
長州藩に船を引き渡す時の近藤と桂らとの認識の違いは、会社に例えるなら営業の人間と現場の人間の認識の違いみたいで、リアルで良かったです。
でもその後長次郎が亀山社中に戻って仲間から責められるシーンはあれでいいのか?
長次郎をかばう仲間が一人だけでもいても良かったのでは?
その後みんながわいわいやっている中、長次郎が窓辺で一人ポツンとしているシーンがあったけど、この手法って中学生日記とかにありがちな方法じゃん。
そして長次郎が出て行ってしまうわけだけど、長次郎が亀山社中のなかで居場所が無くなっていく様子とかをもう少し丁寧に描いて欲しかった。
そしてもっと不満だったのが、長次郎の死のシーン。
龍馬に手紙が届いたと思ったら、次の場面ではあっさりと長次郎が死んでいた。
亀山社中を飛び出すもイギリス密航が失敗。
悩み追い込まれて切腹に至っていく長次郎の姿も見たかったです。

今回の長次郎切腹の話は、自分の中では2004年の大河「新撰組」で勘定方の隊士の切腹と脳内でリンクしたんだけど、長次郎があまりにもあっさりと死んでしまい、「何とか助けてあげられないの?」と感情移入できた新撰組とは大違いでした。
主人公以外は空気だった昨年のあれよりは脇役も丁寧に扱われているけど、もう少し何とかならないでしょうか?