まい・すぺーす

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朝青龍、事実上の解雇だった

2010-02-05 22:20:26 | スポーツ
朝青龍、事実上の解雇だったようです。
てっきり朝青龍側から「そんなに騒ぐのなら、こっちから辞めてやるわ(゜Д゜#)ゴルァ!!」と言ったと思ってましたが、実際は引退に追い込まれた感じです。
しかし相撲協会は朝青龍の人気に“おんぶに抱っこ”だったから、絶対に切れない(切らない)と思ってました。
でも横綱審議委員会の引退勧告が、相撲協会の重い腰を動かしたようです。
でも横審が動かないと何も出来ない相撲協会って、ホントに情けない。

こんな情けない形での引退で、朝青龍の引退相撲・断髪式に対して疑問の声があるみたいだけど、残した実績は素晴らしいと思うし、彼がけじめをつけるためにも、引退相撲と断髪式は盛大に行って欲しいと思います。

そして今朝のスポーツ新聞、彼の今後の進路について書かれていました。
それによると、やはり格闘技界が注目しているようです。
自分としてはK1に行って欲しいです。
彼のスピード・パワーを見ると期待せずにはいられません。
曙は失敗だったけどね…

朝青龍クビ 現役続行望むもしぶしぶ引退(日刊スポーツ) - goo ニュース
 横綱朝青龍(29=高砂)が強制引退に追い込まれた。初場所中に知人男性に暴行したとされる問題で、日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で理事会を開き、処分を協議。緊急に朝青龍を呼び出して事情聴取したあと、解雇も辞さない構えで引退を勧告した。現役続行を望んでいた朝青龍だが、最悪の事態を避けるため、しぶしぶ勧告を受け入れて引退を表明した。史上単独3位の25度目の幕内優勝を果たした初場所千秋楽から11日。品格を問われ続けた「お騒がせ横綱」が、とうとう角界を去ることになった。
 事実上の「解雇」だった。突然の引退会見で、朝青龍は「まさか、こういうことにのみ込まれるとは頭になかった」と口にした。緊急呼び出し後に引退勧告。史上単独3位となる25度目の優勝を果たした初場所から、2週間もたっていない。29歳4カ月。「お騒がせ横綱」は昭和以降6番目の若さで土俵を去った。余力を残しながら、不祥事で身を引くしかなかった。
 初場所中に起こした「泥酔暴行騒動」。調査委員会を立ち上げていた協会は、この日の理事会を「経過報告」で終わらせるつもりだった。だが、横綱審議委員会(横審)が黙っていない。理事会前に鶴田卓彦委員長(元日本経済新聞社相談役)が、横審の総意として「引退勧告」を武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)に伝えた。横審が設置されて60年で初の引退勧告だった。
 理事会も方向性が変わった。元警視総監の吉野準外部監事を中心に、厳しい意見が相次いだ。「引退」を勧告するか、「解雇」にするか。午後の2回目の理事会に、師匠の高砂親方とともに朝青龍を呼び出した。「弁明してもらい、いろんな事情を話してもらった」と武蔵川理事長。「暴行はしていない」の言い分は、通らない。朝青龍の目の前で多数決が取られた。満場一致で引退勧告。解雇も辞さない強い態度で、朝青龍に通告した。
 朝青龍は先月16日未明、東京・西麻布で暴行騒動を起こした。本場所中の深夜に泥酔したうえ、当初は個人マネジャーを被害者とした。その後、知人の一般男性と判明。示談が成立したものの、横綱としての品格や虚偽報告は度を過ぎていた。5度の厳重注意と2場所出場停止。引退への猶予はもうなかった。言い逃れできると思ってついた「ウソ」の代償は、大きかった。
 関係者によれば、前夜の朝青龍は知人に「(暴行騒動を報じた)週刊新潮を訴えてやる!」「新聞も散々書きやがって!」と息巻いていたという。この日、国技館に呼び出された際には、個人マネジャーが被害者の「嘆願書」を公開。最後まで現役続行の道を探していたが、進退窮まった。
 朝青龍は、高砂親方と別室で進退を相談した。「多少は(悔しさが)あるが、この道しかなかった」。退職金が払われない可能性がある「解雇」でなく、「引退」は1500万円を超える養老金などがもらえる。理事会に戻った朝青龍は、貴乃花理事らを前に「お世話になりました」と一礼。朝青龍に近い関係者は「はめられた」と悔しそうにつぶやいた。自らがまいた種とはいえ、横審と理事会に寄り切られ、引退を決断するしかなかった。
 日本国籍を持っておらず、協会には残れない。「しばらくは、ゆっくり休みたい」。現在は秋場所後の10月に「引退相撲」を計画するが、まずは近日中にモンゴルへ帰国する予定だという。「自分としてのけじめなんで」と涙したが、暴行や騒動に対する説明や謝罪はなかった。土俵内外で続けてきた数々の悪行。1つの時代を築いた朝青龍は、追われるように土俵を去っていった。


“ヒール”横綱に疑問の声…どうなる引退相撲、断髪式(スポーツニッポン) - goo ニュース
  【朝青龍・電撃引退】土俵では鬼の形相で相撲ファンを沸かせてきた希代のヒール横綱の目から涙があふれた。新理事会での引退表明後、急きょ両国国技館の大広間で開いた会見。冒頭こそ「本日をもって、日本相撲協会に大変ご迷惑を掛け、また報道陣を大変騒がし、責任持って引退をしました」と淡々とした表情で話しだした。だが、会見途中で報道陣から土俵上での一番の思い出を尋ねられると、もう胸にこみ上げる思いを抑えることはできなかった。
 声を絞り出すように「やっぱり両親の前で横綱の武蔵丸関を倒したことは…」とそこまで言うと一度言葉を切って両目からこぼれ出た涙を手とハンカチでぬぐう。それから気を取り直し言葉を探すように「…誇りに思います。初めて両親を招待して初めて横綱っていう凄い存在を倒したことが一番の思い出。それしかないと思う」と震える言葉で答えた。新小結に昇進した01年夏場所。初めて国技館に招いた父・ドルゴルスレンさんと母・プレブバダムさんの前で横綱・武蔵丸を撃破した一番を懐かしそうに振り返った。
 07年名古屋場所後には夏巡業を休んでモンゴルでサッカーに興じ、2場所の謹慎処分を受けた。土俵上でも度重なるダメ押しや、御法度とされるガッツポーズなどで物議を醸した。厳重注意処分を受けること5度。それでも最後は「本当に何もない、水も違う、言葉も違う国で暖かい空気の中でモンゴルの大草原の少年をここまで、横綱の地位になるまで支えてくれた方々に感謝しております」と感謝の言葉を口にした。
 優勝25回の輝かしい足跡を残した朝青龍の引退相撲は、従来の慣例にならえば両国国技館で行われる本場所後に行われるため、5月の夏場所後に行われることが濃厚。ただ、ある親方からは「あんな引退の仕方をした横綱の引退相撲をやっていいのか」と疑問の声が上がっており、最後の儀式である断髪式が無事、行われるかどうかも不確定なのが現実だ。
 横綱の場合、通常であれば年寄名跡を取得していなくても5年間は現在のしこ名のまま協会に残れるが、朝青龍は日本国籍を取得していないため、このまま協会を去ることになる。「正直ちょっと休みたい。精神的にかなりダメージも受けた。だが、これからの人生も長いし、まだ自分は29歳なんで、どこまで行けるかという人生も楽しみなんで一生懸命努力していきたい」。12年間の相撲人生に幕を下ろした朝青龍は、沸き上がる拍手の中、寂しそうに会見場を後にした。た。