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すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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さよなら藤原繁義さん

2012年01月03日 | 日記
 皆さん、正月はいかがお過ごしでしたか。
 妻が二男を連れて祖母の家に里帰りしたため、私は受験生の食事係として大晦日、正月を過ごしました。
福岡のお雑煮が久しぶりに食べたい。焼き肉がいい、ぺペロンチーノにしよう。娘の言いなりに作っておりました。受験ばかりは親は飯を作ってやるか、神社に合格祈願に出かけることくらいしかできません。頑張って勉強はして欲しいと思いつつ、早朝から深夜まで机に向かって体も大丈夫かとも思うし、親バカの典型です。

 今日は藤原繁義さんのご葬儀に参列させていただきました。入退院を繰り返しておられることは知っておりましたが、全快されると信じ切っておりましたので、31日に亡くなったという知らせを受け、本当に驚きましたし、悲しみを抑えきれない思いです。
 藤原さんは市議を12期務められた鳥取市政の重鎮です。記者時代からお会いしておりましたが、行動のベースに哲学のある人だなあと思っておりました。市長選の立候補についても、ご相談しますと、「よくぞ決心してくださった」と喜んでいただきましたし、落選後も、本当に、いろいろと心配をしていただき、感謝しても、しきれません。何のお礼もできないまま、こうしてお別れすることは、申し訳ない思いでいっぱいです。
 藤原さんとは鳥取市の在り方、地方政治家の在り方など様々なご教示をいただきました。心から感謝を申し上げ、会わせて藤原さんからいただいた遺訓を大切に胸に刻んで、県政に取り組んで参ることをお誓いしつつ、ご焼香をさせていただきました。
 
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年頭の決意

2012年01月01日 | 日記
 明けましておめでとうございます。
旧年中はご心配をお掛けしましたしたが、おかげさまで県会議員に当選することができました。応援いただきました皆様にはお世話になり、感謝の言葉もありません。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 
 昨年の3月11日を境に日本は大きく変わり始めたと思います。
 経済効率の最優先、科学万能主義といった戦後の日本を支えてきた理念が音を立てて崩れ、新たな理念の模索が始まったと私は思っています。

 6月の県議会本会議で、シューマッハが、その著作である「スモール・イズ・ビューティフル」の中で唱えた仏教経済主義を紹介し、鳥取県がこれから採るべき理念にならないかと訴え、平井知事も賛同していただきましたが、新年にあたり、再度読み返し、その思いを強くしています。地域内で資源を調達して生産し、完全雇用を達成したようという提案は書かれてから40年を経て、魅力的でありますし、「巨大技術は化け物となる」という警告も、まさに福島第一原子力発電所の事故を暗示していたようにさえ、思えます。

 今、鳥取県だけでなく、日本はパラダイムシフトをしなければならないと思っています。大量消費という幸福感から、人間の絆を大切にする幸福感に移行すべきと思っていますが、それ以上に、少子高齢化が加速いたしますし、鳥取県の経済の不透明さは深まって参ります。これまでのような生き方や地域経営をしていては、早晩行き詰まり、大変なことになってしまうのではないかという危機感が募ります。

 そのためには何をすべきかははっきりしています。既存の概念に捕らわれることなく、何が正しくて、何が必要なのか、基本に立ち返ってひとつひとつ考えていくことしかないと思います。その意味では、「スモール・イズ・ビューティフル」は文庫本でありますので、ご一読いただければと思います。経済学書ではなく、エッセイ集ですので、ちょうど炬燵で丸くなりながら読むのにはちょうどいい本ではないかと思っています。

 鳥取県議会は改革の努力を続けていますが、まだまだ、理想の議会になったかというと、そうではないと思います。16、17の両日には鹿児島、大分の両県議会にお話を伺いに参るなど、議会改革推進会議の一員として努力をして参ります。私は全員とは言いませんが、県議会の多くの議員は危機感を持って議会改革についての議論をしています。これは年代を超えて、むしろ、若い議員よりも、期数を重ねた先輩議員の方が熱い思いをお持ちの方が多いようにも思います。そういった議員の皆様としっかり議論をして参りますので、県民の皆様からもご意見を頂戴したいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

 今年の鳥取県は、国際まんが博覧会、マンガサミット鳥取大会が開催され、まんが王国とっとり建国イヤーとなります。これらのイベントで国内外で耳目を集め、そして、マンガ、アニメをはじめとするコンテンツ産業は34兆円という自動車産業を超える経済規模です。県内の雇用創造、景気回復のためにも、県内のコンテンツ産業を大きくすることがでいるように努力して参ります。

 もうひとつは、再生可能エネルギーへのエネルギーシフトを大きく動く年にしたいと思います。エネルギーを考えるためには、自然エネルギーを創造するだけでなく、効率的に使うグリッドを創造しなかればなりません。川端通りのモデル事業、崎津工業団地や鳥取砂丘でのメガソーラー発電など県内では様々な萌芽がありますので、これらを大切に育てていきたいと思います。加えてて、昨年末には島根原子力発電所を巡り、中国電力と安全協定が締結されました。満足いく協定ではありませんが、大きな前進ではあります。この協定をはじめ、災害への備えを万全なもにして県民の皆様の安心安全を守っていかねばならないと決意を新たにしています。

 三つ目は福祉の充実です。高齢化社会は待ったなし。地域包括ケアを実りあるもにして、地域でいつまでもお年寄りが笑顔で過ごし続けられる鳥取を築いてまります。現在、第五次介護支援計画が策定中でありますが、よりよいものにするため、皆様からもご意見を頂戴できればと思っています。そして、障がい者福祉は社会のセイフティー・ネットと位置づけ、県民みんなの課題として考えていける地域していくよう提言をして参ります。元気な私たちも、いつ病や事故で障がいを持つようになるかわかりません。ただ、運が良く、元気でいられると思うのです。もちろん、予防医療の充実にも取り組んで参りますが、そういった視点を県政に持ち込みたいと願っています。

 以上3点だけでなく、県政の課題は様々ありますが、県民の皆様にご意見を頂戴したがら、ひとつひとつ県議会で議論していきたいと思いますので、どうぞ、みなさんよろしくお願いを申し上げます。今年1年が県民の皆様に取りまして最多かれと祈念いたしまして、新年最初のブログ投稿としたいと思います。皆様、今年もよろしくお願いを申し上げます。
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