すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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がれき処理を巡る決議をして2月県議会は閉会しました。

2012年03月22日 | 日記
 2月議会が閉会しました。2012年度当初予算案など108件を審議した結果、知事提出議案100件に対して90件(予算32件、条例40件、その他18件)を可決、10件の人事案件に同意したほか、議員提出議案8件(条例1件、会議規則1件、意見書4件、決議1件、その他1件)を可決しました。私は代表質問に続いて、最終日も2012年度当初予算案に賛成討論のため登壇しましたので、2回演壇に立ち、思いを話させていただきました。議事録があがってきたらアップしたいと思いますので読んでください。
 原発を巡る意見書は、私たちの「かけはし案」に加え、自民案、絆案と3つが出揃いましたが、政調会長会議で調整した結果、それぞれのいいところを取って、1本の意見書にまるめることができ、全会一致で可決できたのは良かったと思います。がれき処理についての意見書は、一般質問で、かけはしの会長である長谷川議員に加え、自民党の安田議員も取りえがたことから、決議まで持って行きました。この意見書は岩手県と宮城県のがれき処理について、国に明確な安全基準の設定と説明責任を果たすことを求めたうえで、処理の受け入れを県下の市町村や企業に求めるものです。福島県のがれきを受け入れるわけでもありませんし、国に安全基準を設定するようにも求めています。県民の安全安心に問題だという批判は的外れだと思いますし、この意見書に反対する人は全文を読んでから反対して欲しいと思います。そこで全文をアップしますので、読んでやってください。

議員提出議案第8号
災害廃棄物の処理の推進を求める決議
 この議案を別紙のとおり提出する。
  平成24年3月19日 
野田 修
伊藤 保
砂場 隆浩
長谷川 稔
興治 英夫
斉木 正一
安田 優子
横山 隆義
内田 博長
藤縄 喜和

災害廃棄物の処理の推進を求める決議

 東日本大震災発生から1年を経て、政府は、津波被災地の岩手県及び宮城県の災害廃棄物の処理について、被災3県を除く全国の都道府県に対して、法律に基づき、受入れを文書で要請することとした。
 想定外が許されなくなった現在、いつ、どのような事態を迎えるか、誰にも想定できない。災害廃棄物の処理も国や被災地だけの問題ではなく、少しでも協力すること、被災地を支え、寄り添っていくことが、防災の原点であると心し、対応することが肝要である。
 政府は、被災地以外の処理施設を活用した災害廃棄物の広域処理が不可欠として、全国の自治体に協力をよびかけているが、受け入れが進んでおらず、現在においても、被災地では多くの災害廃棄物が積み上げられ、早期の復旧復興への大きな支障となっている。
 ついては、県においては、次の事項を速やかに実行するよう強く求め、ここに決議する。

1 国に対し責任をもって法律に基づく代行処理を行うとともに、受入れの際の不安が払拭されるよう明確な安全基準の設定と災害廃棄物処理の説明責任を果たすことを働きかけること。
2 一般廃棄物を実際に処理している県内市町村や企業に対し受入への理解を求めること。
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鳥取県24年度当初予算案

2012年03月17日 | 日記
 2月20日から始まった2月定例県議会も、来週の月曜日で閉会となります。今、議会のメインのテーマは総額3,302億円(前年度6月補正後3,334億円、△32億円、△0.9%)の平成24年度一般会計当初予算案の審議です。
 平井知事は「記録的な円高の進行や、企業再編、生産拠点の海外流出など一段と厳しい雇用・経済情勢の中、雇用経済対策をはじめとする多方面の政策課題に応え、鳥取県の未来づくりをリードする多面的・複合的な政策展開を打ち出していくため、雇用経済対策関連事業を切れ目なく実施する16ヶ月予算として位置付け、「夢・未来チャレンジ」、「産業・雇用元気チャレンジ」、「絆・あんしんチャレンジ」の3つのチャレンジを念頭に、限られた財源を効果的に活用した予算編成を行った」としています。
 主な事業は、地域医療再生基金事業:27億円(+18億円)、介護保険運営負担金事業:86億円(+13億円)、高等教育機関等支援事業:11億円(+10億円)、災害公共:60億円(+10億円)、まんが王国とっとり建国記念事業:9億円(+9億円)、単県公共:91億円(+8億円)、緊急雇用創出事業:27億円(△21億円)、補助公共事業(直轄事業負担金含む):334億円(△12億円)などです。
 境港の交流館の雨漏り補修費とまんが王国とっとり建国事業の二つは、本会議でも、委員会でも議論になりました。「大切に税金を使う」。当たり前のようなことですが、この二つの事業でも、本当にそうなのかという疑義があったからです。
 25億円もかけて建築した交流館は何度も何度も補修しながら雨漏りがなおらず、また、5億円もかけて修理するというお粗末な話です。しかも、当時の資料が文書管理のルール通りに破棄されていて、調査もままならないというのですから問題です。平井知事も「今後は文書保管のルールを含め、見直したい」と問題点を率直に認められ、議会も「今後はしっかりしてくださいよ」という意味の付帯意見を付ける方向です。
 まんが王国のメイン事業である「マンガ博覧会」は今年8月に開幕しますが、準備は遅れ気味です。まんがというテーマはなかなかいいと思います。様々な展開が考えられることに加え、誘客力があると思います。大事なことはまずイベントを成功させること。みんなで盛り上げていきたいと思います。そして、成功したら、その成果を一過性に終わらせず、地域産業の育成につなげていくことだと思います。月曜日の本会議では賛成討論をしたいと思います。
 
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鳥取市庁舎の対案調査の不思議??

2012年03月05日 | 日記
 鳥取市庁舎を巡る県建築士事務所協会の調査結果が発表されましたが、その内容を聞いて驚く、いや、呆れました。

 対案の建築費を調査するはずだったのですが、半地下の駐車場がいつの間にか4階建ての立体駐車場になり、4階建ての増築部分はいつの間にか5階建て。しかも、エネルギー棟なる新しい建物まで登場し、これは調査というよりも第3案です。

 市の提示した条件がおかしいのか、それとも、県建築士事務所協会に対して別の働きかけがあったのかはわかりません。ただ、建築費の妥当性を調べて欲しいと頼んだのに、なんで別の設計をしてしまったのか、きちんとした説明を聞きたいと思います。私は公の場で公開討論会をして説明をして欲しいと思います。

 現地改築の基本は「もったいない」です。合併町村の旧庁舎、駅南庁舎など現在ある建物を有効に活用しよう、合併町村の疲弊の解消には機能分散しかないというのがコンセプトです。人口も減っていくのに、庁舎面積を拡大することの必要性を感じません。クラウドを導入し、徹底したペーパーレスを実施して、オフィス面積を減らす工夫をすれば想定以上に安価にできるはずです。

 しかも、増築部分の坪単価は約117万円です。鳥取商工会議所は約67万円、JA会館は約60万円なのに、どうして、こういう単価が出てくるのかも不思議です。めんしん工事もしかり。県庁の工事費をベースに計算すると7億7000万円なんですが、これが18億円になるんですね。

 こんなおかしなことになったのは対案を作った山本先生に一度も聞き取り調査をしなかったkらではないでしょうか。きちんとした調査をベースに正確な数値を出して欲しかったのですが、対案を設計した本人からの聞き取り調査もしなくて、どうして正確な数字が出るんでしょうか。聞き取り調査をしないで欲しいという働きかけでもあったのでしょうか。一次情報に直接接触するのが調査の基本だと思うんですが、どうしてこんなことになったのでしょうかね。

 山本先生がいい加減な建築家ならいいですよ。山本先生は国府万葉歴史館などの設計をした有名な一級建築士です。ほんと話を聞いて欲しかったと思います。

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宇佐美選手おめでとう! 県体育協会表彰式

2012年03月04日 | 日記
 県体育協会の表彰式がありましたので、参加しました。
 これまで長年、スポーツ振興に尽くしてこられた7人に体育功労章、すぐれた指導者6人に優秀指導者賞、国際大会で活躍した選手に6人に特別賞、国体、全国選手権などで優勝などした44人と6チームにスポーツ賞、入賞した38人と11チームにスポーツ敢闘賞、国内大会で優秀な成績だった23人と4チームにスポーツ奨励賞が贈られました。


 スポーツ賞には県教育委員会職員で。アジア空手道選手権で優勝した宇佐美里香選手もおられました。こころからお祝いをしたいと思いますし、世界レベルの選手が縁あって鳥取に来てくれ、頑張ってくれていることに心から感謝したいと思います。これからも頑張ってください。
 
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代表質問をしました

2012年03月03日 | 日記
 代表質問をやらせていただきました。内容は新聞やテレビでも取り上げられたので、すでにご存じの方があるかもしれません。
県のホームページでご覧いただければわかると思いますので、一度、時間のあるときにでも見てやってください。

http://www.pref.tottori.lg.jp/module/356765.htm#moduleid356765


 今回の代表質問は「パートナーシップ」という切り口でおこないました。部分、部分であるパートが、連携してパートナーになれば、相棒または配偶者になっていく。ひとつの理想であると思うんです。そして、平井知事のマニフェストの最初にあるのが「パートナー県政」です。

 午前中はフランスの思想家であるトクヴィルを言葉などを引用しつつ、パートナーシップの方向性を議論した後、平井知事のマニフェストにある「情報公開」「県民アンケート」「住民投票」について、いろいろと伺いました。そのうえで、「橋下大阪市長率いる大阪維新の会は、府議会、大阪市議会へ議員を擁立したが、首長を監視・牽制すべき議員が首長に応援されて当選したのでは、本来の使命を果たせないのではないか。これは禁じ手だと思うが、知事はどう思うか」と聞きました。平井知事は連携するつもりはないと断言いただきましたし、教育委員会との関係でも、大阪維新の会とは一線を画される思いも明らかにしていただきました。ただ、教育委員長の回答は形ばかりの答弁で、これでは形骸化していると批判されてもしかたないなと思いました。

 午後からは県政の中で登場する様々なパートナーを支えるためにどすればいいかを議論しました。「農福連携を進めよう!」「病児・病後児保育を充実させよう!」「地域包括ケアを進めよう。郊外の大型特養ではなく、地域で暮らせ続ける共生ホームへ」さらに「制度融資はブラックボッスス。せめて、制度ごとに破たん先債権、要管理債権、要注意債権の額ぐらい把握しましょう」と問いました。知事の基本的な方向性は私と一致していることがわかりホットしました。

 また、企業支援策も細かく問いました。補助金は事業終了後ではなく、事業開始時に支払うこと。公共事業に関しては提出する書類が多すぎて人件費がかさんでいるので、提出書類は最低限に減らすこと。入札最低予想価格は算出価格の90%となっているが、90%では適正利潤は確保できないので、100%にすること。補助金は雑収入として会計処理されるので、黒字企業の場合は課税されるので、控除制度を設けることなどです。平井知事は検討を約束していただきましたので、今後の検討を見守りたいと思います。
 
 最後はパートナーの安心安全を守るためにの議論です。「福島第一原子力発電所事故を想定して避難計画などが立案されようとしているが、島根原発の放射性物質が全部一度に放出する最悪の事態をベースに議論するべきではないか」という質問をベースに、安定ヨウ素剤の配布、生活用水の確保、避難計画の安全性、サーベイメーターの原発立地県との協働使用など様々な提案をいたしました。

 壇上での質問はおおむね1時間とのことで、少々オーバーしてもいいのなかと思っていたのですが、議長から「おおむねとは一割程度オーバー」と注意を受け、計画を変更せざるをえなくなりましたが、それでも、言いたいことは8割程度話せました。多くの皆さんに傍聴いただきましたほか、ケーブルテレビやインターネットでも、何人もの方から見たよと言っていただきました。議事録が上がってきたら、再度、アップしますが、とりあえずご報告いたします。
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