すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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ガイナーレが変われば日本のサッカーは変わる! 野人岡野選手の叫び

2012年01月26日 | 日記
 数日前、ガイナーレの岡野選手と会食しました。もう2年近いお付き合いになりますが、とても楽しいお酒で、いつも元気をもらっている感じですね。

 その岡野選手ですが、日本のサッカーの在り方に心を痛めているというのです。子どもたちの憧れのJリーガー、サッカー選手でありながら、高給取りになるのは日本代表になるような一握りの選手だけ。多くの選手は数百万円しかもらっていないのだそです。それはガイナーレだけでなく、ほとんどのJリーガーが同じような状況で、食事は自炊か、コンビニ弁当だそうで、プロはプロでも、野球選手とは大きな格差があると言います。

 いろんなCMやTVに登場している岡野選手ですが、その分の自分のギャラはゼロ。お菓子や牛乳をもらう程度なんだそうです。ところが、街の中で食事をしていると、「たくさんコマーシャルに出て、儲けていいですな」というようなことを何度も言われたんだそうです。説明しても、理解してもらえず、悔しい思いも少なくないそうです。

 「では、なんで? ガイナーレなの?」と聞くと、「可能性」という答えが返ってきました。「お金じゃないんです」と言うんですね。多くのJリーグのチームは、スポンサー企業があり、その意向は無視できません。ところが、ガイナーレはスポーツクラブを母体としたサッカーのための会社が運営しているユニークなチームであり、自由にサッカーができる可能性があるといいうのです。

 「ガイナーレは大きく脱皮できる可能性があるチーム、選手もサポータもみんなが一丸になって頑張れるチーム、だからガイナーレが変わると、日本のサッカー界が変わる、そんな可能性があるんです」と力説するんですね。そして、東京で、そのことを、元日本代表だった選手たちに言うと「そうだ。そうだ。頑張れ」と励まされたそうです。

 岡野選手は「昨年は負けすぎました。ごめんなさい」。と謝ったうえで「勝ちます。勝てるように頑張ります。勝つことでしかチームは変わりません」と言い切っていただきました。

 ガイナーレはこれから合宿キャンプを張って、新シーズンに備えます。監督が変わり、選手の入れ替わりもありました。新生ガイナーレを頑張って応援していきたいと思っています。岡野選手が野人ではなく、哲人に思えた一夜でした。
コメント (2)
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