ゆるゆる馬主日記

Record of my favorite horses

マンダララ14 募集時情報

2006年01月21日 | レッドアランダ

○母&母系解説(Family Story)

半姉マンデシャは全欧3歳女王、クラシックを意識する世界的良血

愛で生まれた母マンダララは、仏で競走馬デビューし1戦1勝の戦績を残しました。
現役引退後、仏で繁殖牝馬入り。当地で誕生した第2仔となる牝駒が、G1アスタルテ賞、G1ヴェルメイユ賞、G1オペラ賞を制し、欧州3歳牝馬王者に選出されたマンデシャ(父デザートスタイル)ということになります。
ほかにも、仏ジャンプ戦線を賑わせた強豪セン馬マンダリ(父シリダー)を産んだ母マンダララは、大きな期待を担って日本に導入され、公営岩手で6勝を挙げた牡駒ユアアイズオンリー(父ディニーバー)、中央競馬で未勝利戦、500万下戦を連勝した牝駒レッドシェリール(父ゼンノロブロイ)らを輩出しました。
そして、現役で走る牝駒レッドマジュールに続き、再び父に現役ナンバー1種牡馬ディープインパクトを迎えて誕生した牝駒が、マンダララ14。
牝馬クラシック戦線で抜群の強さを発揮する父の力も活かして、偉大な半姉マンデシャと肩を並べるような成果が望まれています。

○配合診断

ヴェルメイユ賞(仏G1)など3つのG1を制し、カルティエ賞最優秀3歳牝馬に輝いたMandeshaの半妹。
アガ・カーン4世殿下が代々育んできたファミリーの出身で、牝系をさかのぼると大種牡馬Nasrullahの全妹に至る名門です。
母の父LahibはRiverman産駒の名マイラー。Rivermanはフランスで二度リーディングサイアーとなった名種牡馬で、中距離向きの瞬発力を伝えます。
Mandeshaが勝ったヴェルメイユ賞の、馬群からあっという間に抜け出した決め脚はまさにRiverman的な鋭さでした。
母の父にRivermanの息子を持つディープインパクト産駒といえば、日本ダービー馬ディープブリランテがいます。
底時からを感じさせる堂々たるクラシック配合で、切れ味を感じさせるのもいいですね。
1600mから2400mまで幅広い距離をこなすタイプでしょう。

○馬体解説

体高があり脚も長い、とてもスタイルが良く、骨の丈夫さも伺うことができる牝駒です。
身のこなしは、とてもしなやか。
またトモが発達していて歩様に力強さがある点も、大きなセールスポイントとなっています。
瞬発力が問われる芝のレースをもっとも得意とするタイプで、決め手の勝負になれば、かなりの強さを発揮してくれるはずです。
血統的に見ると、マイル~2000m戦への適性が高そうですが、胴の長さを保持している馬体の持ち主だけに、ある程度の距離延長には十分に対応できるのではないでしょうか。
今後の成長次第ではありますが、素質の高さを感じさせてくれる若駒だけに、2歳秋ごろのデビューから、桜花賞、オークスへと続く牝馬の王道を歩むことを、大いに期待したいところです。

○角居勝彦調教師コメント

全欧3歳女王のマンデシャの半妹にあたり、ヨーロッパの名血といえるファミリーラインに、ディープインパクトの軽さが加わった好配合です。
おそらくヨーロッパへ連れていけば、誰もが欲しがる超一流の血統馬だと思います。
重賞クラスに出世できれば、海外遠征も視野に入れたくなるような楽しみな逸材です。
血統背景も含め、無理をして早期デビューを目指すようなタイプではありませんので、当面は馬の状態に合わせてじっくりと成長を促しながら鍛え、クラシックの有料駒馬が集う2歳秋頃のデビューを目標に考えています。


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