3月20日に上智大学で開催された「声をあげよう!支援を続けよう!3・20広域避難者集会」の参加者に書いていただいたアンケートの感想欄をまとめました。
とすねっとではこのような会を今後も継続的に開催していきたいと考えております。
【集会についての感想まとめ】
① 男性
あらためて、福島原発の避難者は多重の境界線で分断されていると感じました。状況立場によって、元々同じではない人たちが、ただそれだけの理由で分断させられ苦しむということに怒りさえ感じます。東京圏でも貧博徒は無縁ではないという点では自らの問題として考える必要があると思います。喪失した権利の回復にはまだまだ時間がかかると思いますが、今後も当事者に寄り添いながら支援の現場に関わっていきたいと思います。
② 男性
有意義な催しでありがとうございました。「東京都の職員の対応のひどさ」の根本には住民のために働くことを潔しとしない、石原都政によって、職員意識が変えられてしまったことがあります。何とか変えないと…と活動しています。
③ 学生
避難者の方々の生の声が聞けてよかったです。これから何をすべきなのか、何を考えるべきなのかを改めて考えるきっかけになりました。
④ 学生
より理解が深まりました、今日参加出来なかった人に報告したいと思います。
⑤ 匿名
いわきの方、またお母さんとお子さんの避難の方が多く内容がそちらに片寄ってしまった気がした。
⑥ 男性
避難者の現状の詳細をお聞かせいただきありがとうございます。福島県のボランティアには3回ほど参加させていただき、これは福島だけではなく日本の問題であり世界の問題であると感じました。福島の人たちがひとつになり、日本の国民たちがひとつになって、世界見ている情報の中にこれらの問題を取り上げてもらうことが必要かと思います。
被災地支援をするボランティアの情報をネット化して、ボランティアも被災者も多くの情報にアクセスできる巨大な情報ネットが日本を世界を動かして行くかと思います。もちろん原発反対の組織も含め、世界の組織と継ること(英文による情報発信)も大切だと思います。
ジャスミン革命のようにこれは人類の生き方の将来を左右する革命的問題に発展していくことを願っています。
⑦ 学生
身内が(15才の女の子を含む)福島の渡利に住んでいるので切実に感じた。このようなイベントを早くやって頂きたかった、またぜひ継続しておこなって下さい、ありがとうございます。
ボランティアの状況(上智大学のセミナー等)何故か被災者・避難民の声は聞いてくれていない・・・、→故に、具体的な支援になかなか結びつかない・・・。
18才未満の県民の医療費負担を国は福島県に対して断った、しかし先日チェルノブイリの方からお話を聞くと、未だに居健康被害があるとの事、また知人からも日本及びドイツやロシアから白血病等の治療を今も受けに来ている子ども足りが居ると聞いた、その事実も踏まえて医療支援を行なってくれるよう強く望んでいます。
⑧ 教師
避難者の方々の生の声を聞き、感情的にも大きく揺さぶられました。「声を上げる」ことは大切ですが、一般の人々の中には「過剰不安者」というイメージで見る傾向もあります。ぜひ生の声を東京やその他の地域の人にも聞いてもらい、理解してもらうということが大切だと思いました。
私も大学に帰って学生たちに伝えたいと思います、避難者への総合的な支援、行政の取り組みを促進するためには世論の後押しが必要かと思います。お母さんたちの気持ち、なぜ逃げなければなかったのかを共感的に取り上げてもらう取り組みを検討すべきかと思います。
⑨ 女性
避難者の生の声を汲み取っていただき嬉しく思っています、これからもこのような機会を作っていただきたいです。
⑩ 女性
テレビなどで避難者の方の声を聞いたりもしたけど、どこか他人ごとでした。実際に聞いてみると、とても切実でもし自分の立場だったらと考えさせられました。
⑪ 女性
本当に福島の中でも避難区域内・外で色々な問題があります。福島の中でも避難地域・推奨地域・認証地域と避難を認めてもらえる環境を作っていただきたいと心より思いました。
⑫ 男性
実家が山形県米沢市で今回の非難されている方の話は心に響きました。ビデオ参加された方で山形市と米沢市に避難されている方が居ましたが、行政の行き届かない、設備が古い等、様々な問題があると思われます。避難者の方も今後地元に戻るか定住するか選択せざる得ないと思われるので、受け入れ先の自治体の対策を求めていくべきです。
⑬ 匿名
避難した方の声を伺えることは殆ど無かったので貴重な機会でした。避難にまつわる具体的なエピソードを聞くことで、非難された方の置かれている状況(いじめ・親戚や友人との関係・親子の関係)を知ることができ、とても勉強になりました。自分にできることを考えていきたいです。
⑭ 女性
たくさんの方の話が聞けてよかったです、勉強になりました。特にリレートークは子どもがぐずっていて、最初から聞けなかったのできちんと聞きたかったです。同じ避難している方の話は貴重です。
⑮ 男性
区域内のことに目を向けがちだったので、区域外のことにも目を向けなければならないことを感じました。
⑯ 男性
とてもいい集会だった、避難者の皆さんが声を上げてくれるような支援を継続されている皆さんに敬意を表したいと思います。私も微力ながら協力していきたいと思います。
⑰ 男性
このような集会に初めて参加しました。二重生活のためなかなか時間が取れず、言いたいことを言う機会がなかったため参加できてよかったです。5分間に話がまとめ切れなかったことが少々心残りでした、また日程が、時間が合えば参加したいと思います。
⑱ 学生
避難者の方がお話されていた具体的な要望がとても印象的でした。住宅・医療・高速道路の無料化など、いま必要とされていることをどのように実現させていくかを考えなければいけないと思います。
その際、パネルディスカッションでも出ていたように、支援する側される側という関係ではなく、共に戦って行くという意識で運動を作っていくことが大事だと感じました。
⑲ 女性
区域外で非難されている方々の困難な状況を知ると共に専門知識のあるとすねっとの方々、きらきら星ネット他の方々のご尽力に心を打たれました、何も行動として支援できてない自分を恥ずかしく思いました。
まず、現状を知っる、広く知らせる(自分の身の回りから)ことから始めたい。過去の公害事件と酷似との内容に根深いものを感じた、国家の体質は昔と変わっていないということだと感じました。
⑳ 男性
当事者の方々との切実な声を聞いて深刻な被害及びいまも大変な生活を送っておられることの実態を改めて認識した。
原爆被爆者や水俣病患者等と同様の差別、分断が起きていることなど、二重、三重の苦しみがあることをまずは政治家、マスコミがきちんと理解する必要があると思う。
避難者同士がつながること、避難者の生の声を政治家、行政、メディアに届け続けることが、被害の実態を風化させずに、実効的な支援を得るためには大切だと思う。
㉑女性
避難者支援はもちろん、広い枠でフラットに語り合える場を意識的に作っていく必要があると思いました。つながる場、そして声を上げ国や東京電力と戦う場もその中で作っていけたらいいと思う。
㉒女性
自主避難されている方の生の声が聞けてよかったです、レッテルを貼り福島県民の分断にまんまと乗っては行政、東電の思うつぼです。子ども、妊婦を守らなければ国の未来はありません。
㉓匿名
皆さんの苦労がまだまだというか、自分の想像ではとても追いつかない事であることも改めて感じました。共に力をあわせていきたいと思っておりますが、小さいですね、でも心を合わせていたいと思っております。