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心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

漢詩 上杉謙信

2006-09-15 | 詩吟 漢詩

 上杉謙信が七尾城攻略の際、落城を目前にして酒宴で十三夜の名月をめで、その時の感慨を読んだものだそうで兼信の一生で漢詩はこれだけと言うことです。



   九月十三夜


          上杉 兼信



  霜 満 軍 営 秋 季 清


  数 行 過 雁 月 三 更


  越 山 併 得 能 州 景


  遮 莫 家 郷 憶 遠 征


 解  釈 
霜は我が陣営に満ちみちて、秋の気は清く澄みわたり、いかにもすがすがしい。空を仰ぐと、幾列かの雁が鳴き渡っており、夜半の月は皎々と冴えわたっている。さて今夜は、越後・越中の山々に、更に能登も併せて、まことに雄大な景色が眺められることだ。ままよ、故郷の家族どもが遠征の我が身をあんじていようが、それならそれでよい。今夜はこの名月を心ゆくまで眺めようではないか。


   どんぐりさんに手直しをして頂き、イメージどうりになりました。  
      有り難うございました。私にとってはやはり難しいです。

 
コメント
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