としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

林温泉 かたくりの湯

2013-05-25 00:00:13 | 群馬県の温泉
 「林温泉 かたくりの湯」は、八ツ場ダム建設事業に伴って4箇所設置された共同浴場の一つですその他の3箇所は「吾妻峡温泉 天狗の湯」、「横壁温泉 白岩の湯」、「温井温泉 岩陰の湯」で、本格的な日帰り温泉施設としてリニューアルオープンした天狗の湯には昨年訪れています。

 ネット等でいろいろ調べましたが正確な場所が分からなかったので、林集落を車でグルグル回りながら共同浴場を探すことにしましたこの辺りはどんどん新しい道ができていて、それがカーナビに反映されていないのでドライブも大変です20分ほど探し回ってようやくそれらしい建物を発見することができました道の反対側に神社があるので、神社の社叢を目指していくと見つけやすいと思います。新しくできた「道の駅八ッ場ふるさと館」からは、車で2~3分程度の距離です。

 共同浴場は狭いながらも脱衣所、浴室分離型で、トイレ付き。共同浴場としてはしっかりした造りです。区民以外は料金300円を支払うことになっているので、料金箱が設置されています共同浴場で300円というのは少し高いような気もしますが、部外者にも開放してくれているだけでも感謝しなくてはいけないですね

 浴室の扉を開けると、まず強烈な油臭が襲ってきます情報では3箇所の共同浴場の中では一番の珍湯とされていたのですが、その通りですね似たような温泉として、新潟の新津温泉を思い出しました。新津温泉は灯油のような香りなのに対し、林温泉はちょっと違ってコールタールというか、アスファルトのような香りです。


 さて、それでは入浴と思い湯に手を浸けると、猛烈に熱い湯口から出る源泉は3分の一以上使われずに湯船の外に捨てられているのですが、それでも熱いのです最初は頑張ってそのまま入ってみるも熱すぎてギブアップ。ただここまで来て入らないで帰るのは悔しいので、湯もみをしたところ5分くらいでなんとか入れるようになりました表面の熱い湯をどかせば、何とか入れる温度にはなるようです

 湯の見た目は、うっすらささ濁りしている程度で、それほど個性はありません。味はマイルドな甘塩っぱさの中に、ほのかに石油のような味がします。新津温泉のように灯油味で不味くて飲めないというほどではありませんでした。ツルスベ感はほとんどなかったですが、湯が熱すぎてそれどころではなかったというのもあります。とにかくこの温泉は油臭にその特徴が集約されているといっていいでしょう

 それともう一つ、この温泉の特徴は浴槽がポリバスであることです。実用性重視の共同浴場と言えど、浴槽がポリバスというのは珍しいと思います。確かにポリバスだと掃除が簡単かなそれでも湯の濃さ(ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、溶存物質含有量4,345mg/kg)を反映して、ポリバスの縁には析出物が付いてきています。時が経てば味がある浴槽になるかもしれませんね(いつまでポリバスのままか分からないですが…)
 
 熱いし濃いし香りが強烈ということで、短時間でかなり体力的にやられてしまいましたが、すばらしい温泉でした迷いながらでも探し出して入る価値のある温泉だと思いますちなみに「道の駅八ッ場ふるさと館」には足湯があって、ここのお湯が引かれているようです。まずは足湯でこの湯に触れてみるのもいいのではないでしょうか

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