
北アルプス燕岳の登山口にある中房温泉
穂高温泉郷から谷沿いの細い道をうねうねと30分ほど登って行きます
細い道の割に登山客を運ぶバスやタクシーが多く通るので、すれ違いに苦労する場面が多かったですね
車の運転に自信のない人は、自家用車で行くのはやめておいた方が良さそうです。
温泉に近づくと、道沿いに多くの車が停められていて、登山客用の駐車場も満車状態
さすがは8月の週末です。訪問する時期を誤ったかと後悔しましたが、これだけの山奥に来るともう引き返せません。県道327号の終点がロータリーになっていて、その少し先に湯原の湯専用の駐車場がありそこに車を滑り込ませました。開館時間直後にもかかわらず、こちらもほぼ満車状態。登山者も大勢施設周辺にいて、登山人気はこれほどのものかと驚かされました
湯原の湯は、一つの施設が所有する源泉数(36本)としては日本一と言われる中房温泉が経営している日帰り入浴施設です。登山の休憩所、食堂も兼ねているようで登山客で賑わっていました。料金700円を支払い露天風呂に行くと先客が数人。午前の早いうちなら空いているだろうという甘い予測は崩れ去りました。それでも露天風呂が2つ(内湯はなし)あるので、窮屈さを感じることはなかったです
中房温泉で注目されるのは、高温の源泉(75~95℃)を加水することなく冷却(空冷式、水冷式)し、源泉100%かけ流しを実現していることです。安易に加水しないという考えは、温泉へのこだわりが感じられて評価できます。また、さすが源泉数日本一だけあって、2つある浴槽には別々の源泉が使われているのも嬉しいですね

まずは大きい方の浴槽に入湯。こちらは古事記の湯源泉(アルカリ性単純硫黄泉)が使われています。湯は無色透明で白い湯の花が舞います。香りは微硫黄臭で無味。こだわりの源泉100%かけ流しなだけに、もっとはっきりとした硫黄臭がするものだと思っていたので、少し拍子抜けしました。もともとそうなのか、冷却している間に硫黄臭が抜けてしまったのかは分かりません。
このお湯の最大の特徴はツルスベ感でしょう。アルカリ性の温泉らしい、ツルツルして肌にしっとりする感触は心地いいです
思っていたより個性は少なかったですが、源泉100%かけ流しの湯は悪かろうはずがありません

次に隣にある小さい浴槽に移動。こちらは妙見の湯源泉(アルカリ性単純硫黄泉)が使われています。分析表を見ると、成分的には古事記の湯よりpHが高く(8.9<9.3)、成分は濃いめで(溶存物質483.7mg/kg<742.7 mg/kg)、温度が高い(79.5℃<94.2℃)というもの。
実際の湯は、無色透明で白い湯の花が舞い、香りは微硫黄臭というのは同じ。味はわずかに甘味がありましたが、ツルスベ感は古事記の湯より弱かったので、個性で言えば古事記の湯より控えめな感じです。ただ湯温が古事記の湯より低めに調整されていてややぬる湯なので、夏のこの時期には丁度よい温度です
露天からの眺望を楽しみながら、ゆっくり浸かるならこちらの浴槽がお勧めですね

滅多に来られる所でもないので、山奥の秘湯をゆっくりと楽しもうとしたけれども、登山客が次々訪れ、スズメバチも来襲したことから、早めに入浴を切り上げました
ここの湯をじっくり楽しむなら、登山シーズンを外すか、中房温泉に宿泊して16箇所もあるという湯船を巡るのが良いだでしょう。私もいつか宿泊して「日本一」の宿の湯巡りを体験してみたいものです




温泉に近づくと、道沿いに多くの車が停められていて、登山客用の駐車場も満車状態


湯原の湯は、一つの施設が所有する源泉数(36本)としては日本一と言われる中房温泉が経営している日帰り入浴施設です。登山の休憩所、食堂も兼ねているようで登山客で賑わっていました。料金700円を支払い露天風呂に行くと先客が数人。午前の早いうちなら空いているだろうという甘い予測は崩れ去りました。それでも露天風呂が2つ(内湯はなし)あるので、窮屈さを感じることはなかったです

中房温泉で注目されるのは、高温の源泉(75~95℃)を加水することなく冷却(空冷式、水冷式)し、源泉100%かけ流しを実現していることです。安易に加水しないという考えは、温泉へのこだわりが感じられて評価できます。また、さすが源泉数日本一だけあって、2つある浴槽には別々の源泉が使われているのも嬉しいですね


まずは大きい方の浴槽に入湯。こちらは古事記の湯源泉(アルカリ性単純硫黄泉)が使われています。湯は無色透明で白い湯の花が舞います。香りは微硫黄臭で無味。こだわりの源泉100%かけ流しなだけに、もっとはっきりとした硫黄臭がするものだと思っていたので、少し拍子抜けしました。もともとそうなのか、冷却している間に硫黄臭が抜けてしまったのかは分かりません。
このお湯の最大の特徴はツルスベ感でしょう。アルカリ性の温泉らしい、ツルツルして肌にしっとりする感触は心地いいです



次に隣にある小さい浴槽に移動。こちらは妙見の湯源泉(アルカリ性単純硫黄泉)が使われています。分析表を見ると、成分的には古事記の湯よりpHが高く(8.9<9.3)、成分は濃いめで(溶存物質483.7mg/kg<742.7 mg/kg)、温度が高い(79.5℃<94.2℃)というもの。
実際の湯は、無色透明で白い湯の花が舞い、香りは微硫黄臭というのは同じ。味はわずかに甘味がありましたが、ツルスベ感は古事記の湯より弱かったので、個性で言えば古事記の湯より控えめな感じです。ただ湯温が古事記の湯より低めに調整されていてややぬる湯なので、夏のこの時期には丁度よい温度です



滅多に来られる所でもないので、山奥の秘湯をゆっくりと楽しもうとしたけれども、登山客が次々訪れ、スズメバチも来襲したことから、早めに入浴を切り上げました




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