小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

萩原朔太郎 「雲雀料理」冒頭の文章 (『月に吠える』より)

2006-05-12 23:59:40 | 
詩集『月に吠える』の「雲雀料理」のパート冒頭に、次のような文章が、枠囲いをされて書かれています。
 「五月の朝の新緑と薫風は私の生活を貴族にする。
  したたる空色の窓の下で、私の愛する女と共に純
  銀のふおうくを動かしたい。私の生活にもいつか
  は一度、あの空に光る、雲雀料理の愛の皿を盗ん
  で喰べたい。」
こんなハイカラ(!)な言葉がぴたりと来るのが、本来の五月の陽気のはずなのですが、今週は梅雨のような天気となってしまっています。
それにしても、「雲雀料理」って、どんなものか気になります・・・
岩波文庫『萩原朔太郎詩集』などで。
萩原朔太郎詩集

岩波書店

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