この本は、朝日新聞の土曜別刷りに連載されていたエッセイに、書評やその他のエッセイを併録したものです。
連載中から楽しく読んでいて、終わったときには、土曜の朝がちょっと寂しくなっていました。
人との関わりについて書かれたものが多く、読むと元気になれること間違いなし。
オススメです。
ところで、カバーの写真(新宿御苑での作者スナップ)は、何と、あの梅佳代撮影!
本文中にも、3枚の写真が挿入されていて、積み上げたゴミ袋と写ったものなどもあって、面白いです。
作者のHPに撮影の話がちょっと書いてありました。
↓
微炭酸ニッキ
連載中から楽しく読んでいて、終わったときには、土曜の朝がちょっと寂しくなっていました。
人との関わりについて書かれたものが多く、読むと元気になれること間違いなし。
オススメです。
ところで、カバーの写真(新宿御苑での作者スナップ)は、何と、あの梅佳代撮影!
本文中にも、3枚の写真が挿入されていて、積み上げたゴミ袋と写ったものなどもあって、面白いです。
作者のHPに撮影の話がちょっと書いてありました。
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しばらく雨がちのお天気が続きそうです。
そこで、室生犀星の「雨の詩」を。
「雨は愛のやうなものだ
… (中略) …
雨はいつもありのままの姿と
あれらの寂しい降りやうを
そのまま人の心にうつしていた
人人の優秀なたましひ等は
悲しさうに少しつかれて
いつまでも永い間うち沈んでゐた
永い間雨をしみじみと眺めてゐた」
雨降りを眺める気持ちがよく伝わってくる詩ですが、それにしても、「人人の優秀なたましひ等」という表現がどうも気になります。
「優秀なたましひ」ってどういうこと?
しかも、「等」って?
こうしたちょっと引っかかるところがあるのが、詩の面白いところですね。
そこで、室生犀星の「雨の詩」を。
「雨は愛のやうなものだ
… (中略) …
雨はいつもありのままの姿と
あれらの寂しい降りやうを
そのまま人の心にうつしていた
人人の優秀なたましひ等は
悲しさうに少しつかれて
いつまでも永い間うち沈んでゐた
永い間雨をしみじみと眺めてゐた」
雨降りを眺める気持ちがよく伝わってくる詩ですが、それにしても、「人人の優秀なたましひ等」という表現がどうも気になります。
「優秀なたましひ」ってどういうこと?
しかも、「等」って?
こうしたちょっと引っかかるところがあるのが、詩の面白いところですね。
愛の詩集―室生犀星詩集角川書店このアイテムの詳細を見る |