小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

TAROの塔

2011-03-06 23:59:51 | テレビ
この土日に、岡本太郎を主人公にした「TAROの塔」を再放送と録画で見ました。
(番組HPは → http://www.nhk.or.jp/dodra/taro/ )

大阪万博の「太陽の塔」制作時の時間と、幼年時代・青春時代の時間の2つのドラマが交錯して進んでいくのですが、第2話までは、寺島しのぶ演じる母・岡本かの子の迫力がものすごいです。
夢に出てきそうなぐらい・・・

岡本太郎は、ベラボーなことを言っているようで、よく聞いていると実はとても説得力があります。
結局、太陽の塔は、万博が遠い昔となった今でも生き続けていますね。
かの子亡き後の第3・4話も、戦うTAROが楽しみです。

実にベラボーなドラマです。
あと、言い忘れましたが、映像の作りもよい感じですね。

また、岡本かの子関係の手元の本をちょっと探してみました。
ちくま日本文学全集『岡本かの子』には「太郎への手紙」(抄)が、ちくま文庫版『岡本かの子全集』弟3巻には「母子叙情」が入っています(この第3巻はなかなかよい作品が収録されています。)。
評伝では、瀬戸内晴美の『かの子撩乱』がありますね。
ご興味があれば、これらの本もどうぞ。

岡本かの子 (ちくま日本文学)
岡本 かの子
筑摩書房


岡本かの子全集 (3) (ちくま文庫)
岡本 かの子
筑摩書房



かの子撩乱 (講談社文庫 せ 1-1)
瀬戸内 晴美
講談社

コメント
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