突然に秋がやってきて、この詩を思い出しました。
「保谷はいま
秋のなかにある ぼくはいま
悲惨のなかにある」
とはじまり、(中略)
「ちいさな部屋にちいさな灯をともして
ぼくは悲惨をめざして労働するのだ
根深い心の悲惨が大地に根をおろし
淋しい裏庭の
あのケヤキの巨木に育つまで」
と結ばれます。
孤独と、一見、絶望を思わせますが、全体を読むと、それを原動力にして、世界を作り上げていこうとする、ある種の強さを感じることもできます。
(まったく勝手な読み方かも知れませんが・・・)
ともかく、武蔵野の秋にぴったりの詩だと思います。
講談社文芸文庫「腐敗性物質」に収録。
「保谷はいま
秋のなかにある ぼくはいま
悲惨のなかにある」
とはじまり、(中略)
「ちいさな部屋にちいさな灯をともして
ぼくは悲惨をめざして労働するのだ
根深い心の悲惨が大地に根をおろし
淋しい裏庭の
あのケヤキの巨木に育つまで」
と結ばれます。
孤独と、一見、絶望を思わせますが、全体を読むと、それを原動力にして、世界を作り上げていこうとする、ある種の強さを感じることもできます。
(まったく勝手な読み方かも知れませんが・・・)
ともかく、武蔵野の秋にぴったりの詩だと思います。
講談社文芸文庫「腐敗性物質」に収録。
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