小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

君塚直隆 『ヨーロッパ近代史』(ちくま新書)

2019-03-16 23:59:20 | 歴史
ルネサンスから第一次世界大戦までの、500年にわたるヨーロッパの歴史を、各時代を象徴する人物を軸に俯瞰していきます。
具体的には、ルネサンスはレオナルド・ダ・ヴィンチ、宗教改革の時代はマルティン・ルター、近代科学誕生には、ガリレオ・ガリレイ、続いて、ジョン・ロック、ヴォルテール、ゲーテ、ダーウィン、最後はレーニンが、キーパーソンに据えられています。
現代につながる政治、経済、科学、文化の変遷を一気に読めて、質、量ともに読みごたえがあります。
350ページ近くと厚めですが、面白く読み進められる一冊です。

ヨーロッパ近代史 (ちくま新書)
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筑摩書房
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佐藤優・宮家邦彦 『世界史の大逆転』(角川新書)

2019-03-09 22:55:52 | 評論・批評
元外務省勤務の二人が、急変する国際情勢について語ります。
朝鮮半島、トランプ政権の米国、プーチン大統領のロシア、習近平主席の中国、中東の混迷、自国優先主義が潜む欧州、さらにはAIについてなど、新書一冊の中に、広範な論考が繰り広げられています。
その内容は冷静、現実的で、中長期的な視点からのものです。
ニュースの読み方も変わるかもしれません。

世界史の大逆転 国際情勢のルールが変わった (角川新書)
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KADOKAWA
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