トーネードの無職生活

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丸の特集は銀河と飛龍

2018-07-04 17:42:43 | 日記
 8月号の丸の特集は銀河と飛龍です。銀河は海軍の陸上爆撃機で、双発ながら急降下爆撃もでき雷撃もでき、航続距離も長いという優秀な爆撃機でした。飛龍は陸軍の重爆撃機で、運動性に優れていて雷撃も可能な機体で、実際航法を担当する海軍の人間を載せて雷撃に出撃したこともある機体でした。

 ただ、両機とも太平洋戦争終盤に登場した機体で、思ったような戦果を挙げることはできませんでした。国破れて銀河ありなんてことも言われていたようです。

 銀河は海軍の空技廠が開発したので民間のような制約なく開発することができたために実現できた機体とも言えます。ただ、エンジンが誉なのでエンジンが順調に動けはという機体でもありました。

 銀河が参加した作戦の中で有名なのが丹作戦で、二式大艇に従ってウルシーにいる米海軍の機動部隊を片道切符で特攻攻撃するという作戦でした。しかし、実際に空母に突入できたのは一機だけで、作戦としては失敗に終わりました。

 陸軍の飛龍は三菱が開発した機体ですが、エンジンも安定し機体の運動性も良く扱いやすい機体だったようです。ただ、重爆とは言っていますが爆弾の搭載量も限られますし、陸軍がこの機体に求めたものが何だったのかというのが疑問でもあります。アメリカ軍に押しまくられながら開発した機体の要求は対ソ戦向けの機体という感じがしてしまいます。

 飛龍は運動性に優れた機体だったので、陸軍の爆撃機としては異例の雷撃を行いましたが、残念ながら戦果には結びつきませんでした。ただ、個人的には飛龍は好きな機体で、とても美しい機体です。

 両機とも期待されて実戦に投入されましたが、もはや戦局は両機の活躍を許すほどの段階ではなく、悲劇の機体として記憶されることとなりそうです。