寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

岩波写真文庫~田中長徳セレクションで5冊復刻

2008年03月12日 07時15分55秒 | 岩波写真文庫
岩波書店より岩波写真文庫の復刻シリーズ
「田中長徳セレクション」全5冊が発売された。今回、巻末の「写真ひとくちばなし」は白山眞理さんが「レンズ」のみ、「写真」「やきもの町」「パリの素顔」の3冊をデザイン史研究の森仁史さん、「本」は岩波編集部で担当されている。


・No008写真/初版1950
・No009レンズ/〃1950
・No100本/〃1953
・No165やきもの町~瀬戸/〃1955
・No194パリの素顔/〃1956


2007年9月に赤瀬川原平セレクションで始まった復刻版もこれで4シリーズ全20冊となった。収集を始めた20余年前には店先のワゴンセールに100円で無造作に並んでいた写真文庫も近年ではプレミアが付き神田の古本屋界隈でさえ滅多に見ることはない。寅の子文庫の「岩波写真文庫の本棚」でも人気のナンバーはUPした途端に売れてしまう。



面白い本を見つけた。
「岩波写真文庫~名取洋之助の仕事/魚住まや」2000年発行A4判72ページ。装丁もホンモノに似せて興味をそそられる。個人による発刊なので同人誌的な色合いが強い。所謂、岩波写真文庫の歩き方である。これ1冊あれば何も知らない人でも岩波写真文庫の概略というか風袋としての感触、イメージが伝わってくる。

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