智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

コジマ電気で炊飯器に迷う

2017年03月31日 | 美味探求
前回の続きです。初々しいコジマ電気のミシバちゃんから説明を聞くのが楽しくて、

買う予定はないものの、気にはなっていた炊飯器について、予備知識を仕入れようと、話しかけます。

「最近、実家が新しい炊飯器を買って、タイガーの6万円代したそうなんだけど、まずい古米まで美味しく炊けたそうで・・・」

ミシバちゃんには、長くなるので、話しませんでしたが、

夫の親戚筋から、古米と思われるお米が、12月ごろ送られてきました。2年続けてで、うんざりしました。

当方は日本橋千疋屋の相当な品を選んで送っており、そのお返しが、新米の時期に、古米・・・・・

私は、素早く水にくぐらせ、何度も砥いで、炊飯器で炊くのですが、どうやっても、臭いのです。

庭に蒔いて鳥の餌にしよう・・とした時、実家の母が「ためしに、うちで炊いてみましょう」と申し出、分けましたところ、

「おいしく炊けたわよ、皆、気が付かなかったわよ~」というので、残り全部を上げました。


話は戻り、

拙宅の炊飯器は、10年前の当時としては最高レベルの3合炊きで、銅の5層構造なるもので3万円代だったと記憶しております。

今、店頭に居並ぶ、最高機種は各社10万円前後!!!

夫は「ウチはいい米なんで、炊飯器に高いお金を払っても、よりおいしく炊いて食べたい!」

友人の実家が営む板橋のお米屋さんに勧められて、「南魚沼」から岐阜の「龍の瞳」を食すようになって、

ご飯が楽しみ、ご飯が進む、冷えたご飯がまたおいしい~


値は張るけれど、食事の最後の締めで頂く「一品」が最高に美味しいと、

夫も「あ~美味しかった」「ご馳走様」、なんて口にしたこともありませんが、満足げな表情でゴロンとソファーに横たわります。

主婦にとって、最高の手抜き、だと思いました。

ついでに、美味しい佃煮、美味しい漬物、美味しい納豆、美味しい味噌汁、と

白飯の仲間たちにも、こだわりの輪が波及していくので、もはや手抜きかどうか分からず・・・

今や、お金のかかる道楽、と化している感がします。


また、脱線しました・・・話をコジマの売り場に戻し・・・

職人手作りの土釜+高加圧を売りにしているメーカー、炭を練りこんだ羽釜+高温のタイプ、減圧浸透+職人手製の鉄羽釜+高温加圧、

ミシバちゃんいわく、「どんなお米も味に差が出ないのが高圧で、お米の特徴が際立つのが高温」

なるほど~、我が家の電気がまは「高圧」ではないので、古米がそれなりにマズイのか~

「10万円は大枚で、失敗したくないので、メーカーではなくコジマ主催の、食べ比べ大会を催して~!」

ミシバちゃん「分かりました!上司に相談します!今の店長も副店長も、やる気ある人たちです!連絡します!」

「待ってるよ~!」


自宅に戻って冷静になると、10万円は大きいので、それまでに、やるべきことはやろう!

と、試行錯誤、炊飯の迷路に分け入り始めました・・・・続く