BALIぴあNote

Pianoと納豆と、そしてBALI

ナルニアの記憶

2012-04-14 17:52:52 | 
小学校に上がったばかりの7歳の誕生日に、
父がくれたのが「ナルニア国物語第1巻、ライオンと魔女」でした。



挿絵の美しさに、ひと目でこの本が好きになりました。

7歳ですから、まだ、知っている漢字も少なく、鉛筆で読み仮名がふってあったり、落書きがあったり、読み終えるまでに長い時間がかかったに違いありません。でも、全7巻、揃えてもらいました。

この本が私に与えた影響は大きくて、似たようなお話を作ってみたり、
ファンタジーが大好きになり、見えない世界、もしかしたら隣にあるのに気づかない世界にあこがれ、その後、トールキンやエンデとも出会うことができました。



今、読むと、物語の根底にはキリスト教の精神が強く流れていることがわかります。
あまりに宗教的と思う場面もありますが、小さいころのわたしにはわからず、
異文化と空想の世界がごた混ぜになった美しい世界が広がっている本でした。