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このガルンガンは、10日後のクニンガンという日とセットになっていて、
210日毎に巡ってくるバリ・ヒンドゥー最大のお祭りだ。
娘によると、このガルンガンというのは、善が悪に打ち勝つ日ということらしい。
今まで、ずっと、日本のお盆のようなものだと思っていた私は、
この娘の言葉で、なんだかまったくわからなくなってしまった。
まったく、結婚して17年にもなろうというのに、こと宗教に関してはわからないことだらけだ。
最初は理解しようと努力したけれど、身近なバリの人々に聞いてみても判然としないことが多く、
結局知ることをあきらめてしまった。
とはいっても、ハレの日はそれなりに心浮き立つものである。
家々の前にはこのような、日本ののぼりとよく似たペンジョールと呼ばれるものがたてられる。
基本的に、竹とやしの葉で作られている。
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これが離れて見たペンジョール。
ガルンガンの後、約1ヶ月、道路沿いにこのペンジョールがたっている。
道路は正装してお寺におまいりに行く人々が行きかい、まるで花が咲いたようにあでやかになる。
外で暮らす家族も帰ってきてお参りし、そのあとは家族で一緒に穏やかに過ごすのである。
前日に豚をつぶして作ったラワールという和え物や、サテという串焼きなどをみんなで食べ、
お供え物のお下がりの果物などほおばりながらおしゃべりを楽しむのである。
前日までは忙しかったのがうそのよう、
ゆったり、のんびりと過ごすのである。
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