2015年9月26日
24日に胆管がんで急逝した女優・川島なお美さん(享年54)は、昨年1月に肝内胆管がんの手術を受けたが、「最後の最後まで力を振り絞って女優として天寿を全うしたい」と副作用で女優の仕事に支障が出る可能性がある抗がん剤治療を拒んだ。代わりに頼ったのは、都内にある「邪気を純金の棒で体をこすることにより取り払ってくれる」という民間療法だった。
13年7月、人間ドックで小さな腫瘍が見つかった川島さんは、「納得できるドクター」と出会うまで、病院を探し回り、14年1月、開腹手術ではなく腹腔鏡手術でがんを摘出した。手術は12時間にわたった。
手術を公表した昨年3月末のブログでは「不必要な抗がん剤治療を受ける、とか私は反対です」「素晴らしい民間療法との出会いもありました」と記している。
川島さんは、“墓友”である俳優・奥田瑛二らと昨年10月に出版した共著「私の死生観」では、13年に腫瘍が見つかった後、すぐに“民間療法との出会い”があったことを告白。「体にたまっている邪気を純金の棒で体をこすることにより払ってくれるんです。『ごしんじょう療法』と呼ばれるものです」「その治療をしてもらうと、本当に気力が充実するんです」「術後も順調に回復しました。それも『ごしんじょう』のおかげと思っています。いまも週に一、二度通っています」などと記している。
川島さんが通っていた治療院のHPでは「ごしんじょう療法では、痛み、アレルギー、がん、パーキンソン氏病、ALS、難病など、さまざまな病に効果をあらわせるのです」(※原文ママ)としている。