せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ソメイヨシノとコブシ

2012-04-10 | 日記
レンジャーズのダルビッシュ有が5失点するも大リーグ公式戦初登板で初勝利を挙げた。


ソメイヨシノが今満開。

しかしこの満開の花も明日には天気が崩れて散ってしまうそうだ。


前の職場近くの霊園のサクラもきっと美しく咲いていることだろう。今年は見れなかったなあ。残念。



コブシ モクレン科

公園のコブシも山の中のコブシも一斉に咲き始めた。この爽やかさは他にはない。


雌しべは緑色の花床の周りについていて、雄しべはその基部につく。


コブシの花の基部には通常1枚の若葉がつく。花弁は6枚、小さな萼が3枚。
 

こちらは3枚の葉がついている。基部が薄いピンクで美しい。

スミレ、タチツボスミレ、アメリカスミレサイシン

2012-04-08 | 日記
スミレ

4月に入って暖かい日が続いて家を出ると道端にもうスミレが咲いていた。アスファルトの隙間に蟻が種を運んで発芽したに違いない。毎年増えている感じがして嬉しい。味気ないアスファルトに素朴な可憐な花をつけてくれてスミレに感謝。



タチツボスミレ

林縁を歩くとタチツボスミレが咲いていた。


タチツボスミレはもっともポピューラーで淡い紫色の花をつけ、側弁基部は無毛、距は紫色、小苞葉が花柄上部につく。




野原ではツクシ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウなどが花をつけ始めていた。


オオイヌノフグリやヒメオドリコソウが群生している。なぜかオオイヌノフグリとヒメオドリコソウは仲良しでいつも一緒。


こちらではヤブイチゴが紅葉した葉と緑の葉がコントラストを見せている。



アメリカスミレサイシン

野原に小さな白い花が見えたので近づいてみるとスミレだった。


以前にもアメリカスミレサイシンを見たことがあったことを思い出した。2010-05-13のブログを見ると確かに今日のものと同じ。北アメリカ原産の帰化植物らしい。根茎はわさび状に肥厚しているという。今日は確認しなかった、残念。


側弁の基部付近に長さ1㎜またはそれ以上の扁平な毛が密生する。


辺りを見回していいると紫色の花が見つかった。葉も花も似ている。



花弁が白色で基部が紫色のものはプリケアナ(priceana)と呼ばれ、紫色の花はパピリオナケア(papilionacea)と呼ばれるらしい。

職場のソメイヨシノは見納め

2012-04-05 | 日記

職場の窓からすぐのところに植えられたソメイヨシノが午前中あっという間に咲き始め午後にはかなり開花した。そのすぐ横では建物の解体工事が進んでいて大型の重機がうるさい音をたてている。強い風が吹く中ソメイヨシノが最後の花を懸命に咲かせた。花のあとには伐採することが決まっている。

ソメイヨシノ





エドヒガンとオオシマザクラの交配で生まれたものだから両者の特徴がある。萼筒はややくびれる鐘形。小花柄、萼筒に毛が多いのが特徴。香りはないというが花に鼻を近づけるとほのかにオオシマザクラと同じ香りがする。

オオシマザクラ?

2012-04-05 | 日記

昨日の朝、通勤途中にある団地の中のサクラが開花していた。一本は満開に近い感じで、もう一本はやっと開花し始めたところだった。あたりには少し甘い感じの生花のような香りが漂っている。今の季節どこからともなく漂ってくる香り。新学年が始まる頃に無意識で感じていたような気がする。あれはサクラの花の香りだったのかもしれない。今咲き始めたばかりのサクラはオオシマザクラのようだ。


オオシマザクラ

花は真っ白で葉も少し展開し始めている。そして何よりも小花柄も萼も無毛で苞の先には明瞭な鋸歯がある。香りがする点でもオオシマザクラで間違いないだろう。


小花柄も萼も無毛。


苞の先には明瞭な鋸歯がある。



オオシマザクラ?

問題は隣の満開のサクラ。開花し始めたばかりのオオシマザクラととても似ている。ただし花の色は少しピンクがかっていて開花の時期がソメイヨシノよりも早い。オオシマザクラとの違いは小花柄に短い毛があることと苞の先の鋸歯はオオシマザクラほど伸びていない点。萼筒はソメイヨシノほど膨らまずオオシマザクラとほとんど同じ。花の香りもオオシマザクラと同じだからかなりオオシマの血を引いているのは間違いない。


花はオオシマザクラと似ている。花の大きさも同じ。


小花柄に短い毛がある。



オオシマザクラとオオシマザクラ?の比較

下がオオシマザクラ。上は問題のサクラでオオシマと似ている。萼筒の形も花弁も香りもそっくり。ただし小花柄に短い毛があることと苞の先の鋸歯はオオシマザクラほど伸びていない点が異なる。


苞の先の鋸歯。左がオオシマザクラ。右が問題のオオシマ似のサクラ。

モモとボケ

2012-04-03 | 日記
今日の夕方は春の嵐になるという。職場の窓から見える隣の建物の解体工事は嵐前に終わらせようと急ピッチで進んでいる。



モモ

先週名古屋駅に降り立ったときタクシー乗り場の横で咲いている白い花が目にとまった。近づくとモモだった。自宅前のハナモモはまだまだ咲く気配もないのに早いなあと思いながら写真をとってみた。ウメは葉の展開が花より遅いけれどモモは花が咲くときに葉が一部展開し始めている。しかも葉は縦に折りたたまって芽のなかに収まっているらしく開くときに縦に開くのが面白い。


谷津田に植えてあるたくさんのハナモモが少し咲きだした。


確かに葉が少し開きかけている。


ウメとの大きな違いは萼に毛がある点だろう。



ボケ

児童公園の脇に植えてあるボケも咲き始めている。トゲがあるから気をつけなければ。


燃えるように赤いボケ。


こちらはまだ蕾だけれど白い花になるのかな。



ハナカイドウのつぼみ

県立公園のハナカイドウはまだまだ咲く気配はない。


あと2-3週間はかかりそう。

ヒマラヤユキノシタ

2012-04-02 | 日記

中央病院の脇の小道は近所の人と病院の職員しか利用しない。そこに以前からヒマラヤユキノシタ(ユキノシタ科)が植えられている。もうそろそろ咲いているかと見に行くとちょうど満開だった。


毎年少しずつ増えているようだ。


建物にはさまれた場所だから陽の当たる時間はほんのわずか。


ちょうど地面に咲いたサクラのよう。

ユキヤナギ・フジノピンク

2012-04-02 | 日記

谷津田の外れの以前トリカブトを見つけた付近でユキヤナギが咲いていた。普段公園などで目にする真っ白のユキヤナギと違って花弁の外側はピンク色で趣がある。つぼみの時は赤くて可愛い。


赤いユキヤナギで検索するとすぐにフジノピンクという品種であることが判明。


花弁の裏側のピンクがいい。

カンヒザクラとヨウコウ?ヨコハマヒザクラ?

2012-04-02 | 日記
カンヒザクラ

霊園に植栽されたカンヒザクラはどうなっているのだろう?と期待して行ってみるとちょうど見頃だった。釣り鐘状の花が特徴。今年は寒かったからサクラの開花がずれてやっとカンヒザクラが開花。となると今年はいろいろなサクラが同時に開花することになりそう。


萼へんまで赤い。


先日県立公園で見たカワヅザクラはこのカンヒザクラとオオシマザクラの自然雑種と言われる。



ヨウコウ?ヨコハマヒザクラ?

運動公園の池のほとりに咲く濃いピンクのサクラがある。


下向きに咲くからカンヒザクラに近いのは確かだが、名札がないから想像するしかない。ヨウコウだろうか?ヨウコウはアマギヨシノ(オオシマザクラとエドヒガンを交配)とカンヒザクラの交配と言われ花は淡紅紫色で下垂するのが特徴。似たものにヨコハマヒザクラがある。ヨコハマヒザクラはヤマザクラの変種ケンロクエンクマガイとカンヒザクラの交配種。ヨウコウの萼筒は長い鐘形で萼片は舟底形で小花柄には毛が多い。一方ヨコハマヒザクラの萼片は広い三角形もしくは菱形で萼筒は太い鐘形。小花柄は無毛。この個体はヨコハマヒザクラに近い。


花弁に赤い線が入るのも特徴。



カワヅザクラ

運動公園でもカワヅザクラが満開。


家族連れが写真を撮っていた。

シナレンギョウとチョウセンレンギョウ

2012-04-02 | 日記
3月の最後の日は春の嵐が吹き荒れた。隣の美容学校の建物が取り壊されて職場の改築工事は着々と進んでいる。年月の経つのは早いものでここの職場に移ってもう一年以上が経過した。誰にも干渉されない職場だから気分的には楽。今年もまたサクラの季節が到来し懐かしい花たちもまた戻ってきてくれてとても嬉しい。



シナレンギョウ モクセイ科

昨日もいい天気だった。市営霊園の山に入るとたくさんのシナレンギョウが藪の中で咲いていた。


どうしてこんなところに咲いているの?人に歴史があるように山にも藪にも歴史があって過去の経緯は知る由もない。もしかしたら昔は大きな屋敷があったのかもしれない。


シナレンギョウは開花と同時に新葉が展開する。花は下向きで花弁は細く雌しべが突出しているのがわかる。



チョウセンレンギョウ

垣根に植えられたチョウセンレンギョウと比べてみよう。チョウセンレンギョウはシナレンギョウの変種。


シナレンギョウより花弁が幅広で色はもっと黄色が濃い。雌しべの突出はなくて覗き込むと雄しべしか見えない。左がシナレンギョウで右がチョウセンレンギョウ。


しかも花は下向きというより横をむいている感じ。左がシナレンギョウで右がチョウセンレンギョウ。