せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ムラサキサギゴケ

2012-04-11 | 日記

道端で見つけた雑草でも美しい花を付けるものがある。ムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科)の花が畑近くの道に咲いているのに気がついた。匍匐茎を出して横に広がる傾向がある。


花の大きさは2cm程度。よく似たトキワハゼの花は一回り小さくて1cmくらいしかない。大きさを別にすればトキワハゼとそっくり。


ムラサキサギゴケの花は上唇がウサギの耳のように2裂する。


トキワハゼ (ゴマノハグサ科)

2011/10/23に撮ったトキワハゼの写真と比べてみる。


トキワハゼの花の上唇はウサギの耳にはなっていない。

ヤエベニシダレとコヒガン

2012-04-11 | 日記
サクラはあっという間に咲くとまたあっという間に散ってしまう。その輝く美しさと散る時のいさぎよさが素晴らしい。今年は例年よりも寒かったからソメイヨシノの開花が少し遅れたのでそれと前後して咲く予定のサクラたちが短期間に一斉に咲いては散っていく。急がないと間に合わない。今日はこれから雨風となるらしい。



ヤエベニシダレ

紅色の枝垂れ桜をよく目にする。小ぶりの花で八重。ヤエベニシダレかなあ?


ヤエベニシダレはシダレザクラの変種。枝は垂れ、花は八重で紅色。 シダレザクラはエドヒガンからできた園芸変種。


江戸彼岸(エドヒガン)のうちで枝垂れ性のものが枝垂れ桜(シダレザクラ)、そのうちで紅色の強いものが紅枝垂れ(ベニシダレ)、さらに八重咲きをするものが八重紅枝垂れ (ヤエベニシダレ)。


萼は横広の三角。萼筒は太い壷形で紅色、毛が多い。




コヒガン

枝先にたくさんの小さな白い花をつけたサクラを見つけた。ソメイヨシノよりもずっと小さな花なので始めマメザクラかな?と思ったが違う。


萼片が五角形をしている。コヒガンの可能性が高い。コヒガンはエドヒガンとマメザクラの雑種といわれている。


蕚や小花柄、葉などに毛が多く蕚筒の下半部が膨らむ。


淡紅白色、一重でやや小輪の花。