久しぶりの休日で霊園を歩いた。雲間から時折太陽が出ると暑くて汗が噴き出てくる。もうすぐ夏。
いつもと違った道を歩いてみると空き地に紫色の花が一面に咲いていた。
近づいてみると初めて見る花で、深い青から紫色で中心の模様もとても美しいので感激した。
子房下位で雄しべ3本なのでアヤメ科だろうと想像できたが名前が分からないので、草花検索サイトで聞いてみたら数分でアヤメ科チリアヤメ(ハーベルチア)であると教えてくれた。本当に便利なシステムがあるものだ。
花びらもがく片も3枚。裏からみると大きな花弁はがく片であることがわかる。正面から見て本当の花弁は小さい。
ユリ科は子房上位、ヒガンバナ科とアヤメ科は子房下位。ユリ科のほとんどが雄しべ6本で雌しべの先は裂けないのに対して、アヤメ科は雄しべが3本で花柱が3裂するものが多いらしい。
それにしてもここのチリアヤメの群生はすごい。始めは誰かが植えたのだろうが繁殖力が強いのでどんどん増えているようだ。一日花だが、次々と花が咲く。すごい花の数。