せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

マメグンバイナズナとキレハマメグンバイナズナ

2011-06-02 | 日記

ナズナの果実は形が三味線のバチに似ているためペンペングサとも呼ばれる。逆三角形をしている。海岸近くでみつけたものはナズナと似ているけれども果実が2-3mmととっても小さくてしかも丸い行司の軍配の形をしていた。ネット検索してみるとマメグンバイナズナ(アブラナ科)が一番近そうだ。

 
マメグンバイナズナの葉はほとんど無柄で不規則な深い鋸歯がある。


右はマメグンバイナズナで隣によく似ているが葉の形が全く異なるものが存在していた。

 
基部に近いところの葉が1-2回羽状に細く深裂する点がマメグンバイナズナと大きく異なる。これはキレハマメグンバイナズナというものだろう。左がキレハマメグンバイナズナ、右はマメグンバイナズナ。

ウラジロチチコグサとチチコグサモドキ

2011-06-02 | 日記

海岸から数10mほどの草むらや砂地にチチコグサにとても似た植物を発見。チチコグサなら茎葉は線形で茎の先端に褐色の頭花が集まって咲くのだが、これらは花が葉のわきにつく点が異なる。これはウラジロチチコグサのようだ


ウラジロチチコグサ

葉の裏が白いのがとても目立つウラジロチチコグサ。茎は太くしっかりと立っていてしかも真っ白。。葉の表は鮮やかな緑色で裏面は綿毛に覆われてがまるでお城の壁のように真っ白。


チチコグサモドキ

辺りを探すとチチコグサに似たものが他にもある。全体に綿毛が多く灰白色で葉はへら形をしている。チチコグサモドキかなあ?地味でお世辞にも美しい花とはいえない感じ。



ウラジロチチコグサとチチコグサモドキを並べて比較してみよう。

 
全体像。左がウラジロチチコグサで右がチチコグサモドキ。

 
それぞれ写真の中の左がウラジロチチコグサで右がチチコグサモドキ。

ハマダイコン、コマツヨイグサ、スイカズラ、アメリカフウロ

2011-06-02 | 日記
今日(6/1)は少し天気がよかったので久しぶりで早朝の散歩。通勤途中で市役所から右折して海岸に向かった。この辺は埋め立て地で土砂を積み上げた大きな山には雑草が生い茂っている。どんな植物があるのか興味津々。



遠くには海岸に沿って工場地帯が広がっていて、海は穏やかで水鳥が時折水面に現れる。チガヤが生い茂り風か通り過ぎると銀色のたてがみのように一斉になびいて波をつくる。



ハマダイコン アブラナ科 
 
まず目に入ったのは数珠状にくびれたハマダイコンの果実だった。まだピンクのきれいな花がちらほらと残っている。ハマダイコンはダイコンが野生化したものであり海岸の砂浜に生育することが多い。



コマツヨイグサ アカバナ科
 
マツヨイグサに似ていて小ぶりのコマツヨイグサが砂浜にかけて点々と咲いている。葉は鋸歯がありマツヨイグサとは異なる。花弁もハート型で可愛い。花の基部がどこにあるかよくたどってみると、花の出る葉腋のところまで膨らんでいて果実ができつつある。つまり花柄はほとんどない。果実より上部、長い花の中間部分から上は赤くなって脱落していく。



スイカズラ スイカズラ科

少し離れたところには満開のスイカズラが群生していた。白と黄色の花がとても美しい。



アメリカフウロ フウロソウ科

変わった形の果実をつけたアメリカフウロ。葉が特徴的なのでそれとわかった。先端が尖っていて基部の5個の果実が見える。