せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ブラシノキ

2011-06-08 | 日記


浅山英一著「花と草木の事典」という文庫本を机の横に置いて時々読んでいる。最近ブラシノキをあちこちで見かけるのでその栽培のポイントをみていたら、「発芽してから花が咲くまでには五年もかかりますから、かなりの辛抱がいりますが、たってしまえばわけのないこと。珍しい木だけに、たくさん増やしたいものです。」と書かれていた。確かに時間というものはたってしまえばわけのないこと。なるほど人生も世の中もそう考えればいいのかと納得。



フトモモ科ブラシノキは別名キンポウジュあるいはカリステモンという。花弁は小さく緑色で5枚。赤いブラシように見えるのは雄しべで、その点はネムノキと似ている。

 
果実は古い茎に何年たっても落ちずにこぶのようについていて、この中に細かい種子が入っているらしい。