せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

木に咲く花 ~ イタチハギ、ユリノキ、センダン

2011-06-06 | 日記
イタチハギ マメ科

霊園の斜面にマメ科イタチハギの花が満開に咲いていた。以前からここは何度も通っているのにイタチハギがあったとは気付かなかった。てっきりハリエンジュの幼木かと思っていた。


花弁は旗弁のみで,翼弁と竜骨弁は退化している。小さな花をたくさんつけた穂状花序を枝先から伸ばす。

 
真黒ではなくて暗紫色で黄色い葯がとても鮮やかにみえる。全体には地味だが何故か気にいっている。



ユリノキ モクレン科 

街路樹によく見かけるユリノキだがその花を上から見る機会はめったにない。高い枝の一番先端に上向きに咲くから。日当たりのいい場所に何本も植えられているユリノキの花はもう時期を過ぎてほとんど落ちていたがいくつか手の届くところに残った花をみることができた。ラッキー。

 
花弁は6枚、淡黄色で基部に橙赤色の斑紋がある。やさしい色の花。萼片は3枚。



センダン センダン科

センダンも花の時期はもう1、2週間過ぎていた。

ハハコグサ、ウシハコベ、ノビル、キキョウソウ

2011-06-06 | 日記
ハハコグサ キク科

オギョウと言われ春の七草の一つ。

 
左のチチコグサモドキと大きさは同じくらい。ハハコグサは枝先に黄色い花をたくさんつけている。



ウシハコベ ナデシコ科

ハコベに似ているけど全体に大きい。

 
花は雌しべの花柱が5個あるので見分けやすい。ハコベ属の中で花柱が5本あるのはウシハコベだけで他は3本らしい。



ノビル ユリ科

野原のあちこちにノビルが伸びて先端に散形花序をつけている。その花序の中にはたいてい珠芽(むかご)があってこれで増える。


花被6枚。雄しべは6本。



キキョウソウ キキョウ科

小さなキキョウに似た花を咲かせている草が野原のあちこちに見られる。下から上に段々に咲いていくようだ。

 
葉は無柄で互生し、茎を抱いて円形から広楕円形。葉は茎を抱くように離れて付くのでダンダンギキョウとも呼ばれる。



ヒナキキョウソウ キキョウ科
 
キキョウソウと似ているが最上部にだけ花をつけていて葉も小さいのはヒナキキョウソウ。