せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ホソヒラタアブとムラサキシキブ、そしてカノコガの交尾

2011-06-28 | 日記
昨夜も会合で遅かった。思いがけず今日はいい天気で暑い。


ムラサキシキブ

先週、近くの藪で。クマツヅラ科ムラサキシキブの薄紫が色の少ない藪のなかですぐに目についた。花は葉腋から集散花序を出して淡紫色の花を多数つけている。花弁は筒状で4裂し雄しべが4本花冠から突き出て、それよりも長い花柱がさらに伸びている。


小さな花にホソヒラタアブがやってきて忙しそうに蜜を吸い始めた。梅雨時の藪でも花と虫たちの営みは続いている。


カノコガ

ふと目の前にカノコガが2匹交尾しながらぶら下がっているのを見つけた。腹が太いほうが雌だろうから逆さまになってぶら下がっているのが雄ということになる。トンボは2匹が同じ向きに連結しているからそのまま協力して飛ぶことができるが、蝶や蛾は逆さまに連結していてどちらかがじっとしてないと飛ぶことは不可能だろう。


翅の鹿の子模様からカノコガの名前が付いている。クスノキ科カゴノキも樹皮がまだらにはげて鹿の子柄のようになることからその名前が付いている。