せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ウメの樹皮のねじれ

2011-02-24 | 日記
母が亡くなって今年で8年目。3/25が命日。8年前は桜が例年よりも早く咲いた。亡くなる2日前には父とドライブに行き桜と菜の花の咲く土手を一人で散歩して「菜の花畑に入日薄れ~」と口ずさんでいたらしい。桜のピンクと菜の花の黄色のコントラストはどんな田舎でも最高の舞台をつくってくれる。その日の夜おそく仕事から帰ってきたときに母と珍しくゆっくり会話した。そして戯れに二人で体重を測ってみたら母はやせていて43kgしかなかった。二人だけの最後の時を過ごせた偶然に感謝している。お葬式の日はそれはそれはいい天気で桜の花びらが舞い散る穏やかな一日だった。すべての現実が遠くに感じ、絶え間なく散る桜だけが鮮明に心に残っている。母の亡くなった時それは桜の満開のときだった。しかし墓石にはなぜか梅の花が刻まれている。それは「丸に梅鉢」が母の実家の家紋だったことと母が桜より梅のほうが好きだったからのようだ。


 
 
以前撮った梅園。梅は老木になるとねじれてくるようだ。どれも決まって右肩上がりにねじれている。なぜだかわからない。フジは左肩上がりにつるを伸ばしていくからフジとは逆向きに捻じれていることになる。桜も老木を観察すると右肩あがりにねじれているものが多いようだ。


林の中で見たフジの大木は左肩上がりにうねっている。


梅園ではウメがちょうど花盛り。

ピンクのウメは華やかな感じ。

白のシダレウメはつつましい感じ。

 
 
 
たくさんの品種がつくられている。ひとつひとつ表情が違う。

ウメノキゴケ

2011-02-24 | 日記
(2/23) 新職場生活3日目。思いのほか職場の各部署の人たちは親切で温かく迎え入れてくれた。ここは前のところよりも設備は老朽化していてお世辞にもきれいだとは言えないが、何となくこじんまりとしてのんびりしたムードが漂っている。まだ仕事も始ったばかりだけれど、何事も一歩一歩進めていくしかない。ここ数日風邪気味で微熱が続いている。ロキソニンを毎日飲んでいるがなかなかよくならない。しかし天気はいい。そろそろ朝の散歩も再開したくなってきた。


先週に見た神社横のウメの木は、家の壁に突きつけた外壁材のような真っ白の苔?にびっしりと覆われていた。ときどきこのようなウメを見ていて病気かな?と思っていた。ネットで調べるとおそらく地衣類のウメノキゴケの仲間のようだ。


Wikipediaによれば、地衣類(ちいるい)は、菌類(主に子嚢菌類)と藻類(シアノバクテリアあるいは緑藻)からなる共生生物であるという。地衣類の構造は菌糸からできている。そのため乾いた状態では白色の菌糸が目立ち、湿った状態では菌糸に埋もれた藻類の緑色が浮かび出てくるという。大気汚染に敏感であることから大気汚染の指標にもなるらしい。