せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ヤドリギ

2011-02-05 | 日記

昨日夕方、久しぶりで職場からそう遠くない神社の近くを通った。その神社の鳥居の近くには直径1.5mくらいもあるケヤキの巨木の堂々たる姿が夕日を背景にそのシルエットを浮かび上がらせていた。ケヤキは落葉樹だがその枝の中に緑の鳥の巣のような塊りがいくつも存在している。近づいてみてそれがヤドリギ科ヤドリギであることはすぐに分かった。ヤドリギは落葉高木に寄生する常緑樹である。それにしても高すぎて観察できない。


大きなものは直径1mくらいはあるだろう。


周辺を歩いてみると、100mほど離れた林の中にもヤドリギが宿った樹木がいくつもあった。以前からヤドリギを近くから見たいと思っていたからいい機会だ。運よく手に届くところに大きなヤドリギがあってよく見ると果実がたくさん付いている。

 
二股に分かれた枝の真ん中から丸い果実が2個つき、枝先にはプロペラの様な2枚の葉がついている。

 
それにしても美しい果実。果実をつぶしてみると粘液質の果肉に包まれた種子が一個入っていた。