カゼクサ 2010-09-18 | 日記 見かけはやさしくて弱々しいイネ科カゼクサをあちこちで見かける。しかしチカラシバに負けないくらい根は強く簡単には引き抜けない。花序は30cm程度で茎の先に円錐状につく。これは2010/9/4に霊園で撮影。 葉の基部には白色の毛が密生し、葉舌は毛状。小穂は紫色でつやがあり、長さ6-7mmで、5-10個の小花をつける。小穂の柄の途中にふくらんだ腺がある。
チカラシバ 2010-09-18 | 日記 朝日に輝くイネ科チカラシバ。草が強靭な様子からチカラシバと呼ばれる。 確かに引っ張っても簡単には抜けない。エノコログサを大きくした感じだが暗赤色の剛毛が長いのですぐに分かる。 葉は線形で葉鞘は平たい。葉鞘の口部に長い毛があり、葉舌はほとんど発達せず微細な毛の列となる。
ヌルデ 2010-09-18 | 日記 朝の少しひんやりとした感じがとてもすがすがしい。白い雲がゆっくりと過ぎていき、朝日に浴びた貝塚の野原では朝露に濡れたチカラシバが紫色を帯びて輝いて見える。野原の端では白い円錐花序を戴いたヌルデが山の頂にそびえる中世ヨーロッパのお城のようにその美しさを周りに誇示している。 何とも言えない香りがすると思ったら、このヌルデの花だった。たくさんの虫が集まって来る。 ウルシ科ヌルデは雌雄異株。本年枝の先に円錐花序をつける。 雌花には長さ2mmほどの5枚の花弁があり、中心に3つに分かれた柱頭を持つ雌しべがある。右は2008/9/23撮影した雌花と果実。 葉には翼があるのが特徴。雄花は5本の雄しべがあり花弁は反り返るらしいが、まだ見ていない。