せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

エノコログサ、キンエノコロ、アキノエノコログサ

2010-09-05 | 日記
人間は暗示にかかりやすい。特に自分がそうだとは思わないが、ふとしたことが何故か大きな意味を持つような気がしてそれにとらわれてしまうことがある。その暗示によって自分の行動も自信が出たり無くなったり、そしてその予言通りの結果になるとやはりあの暗示はメッセージだったんだと納得する。「カーテンを開いて 静かな木洩れ陽の やさしさに包まれたなら きっと 目にうつる全てのことは メッセージ」と歌う声が聞こえる。エノコログサの穂が風に揺られて光に輝く時、青空の下でネムノキの果実を見つけた時、そして薄紫の睡蓮の花が水上でまぶしく咲いている時、この世界のやさしさに包まれていることを感じる。きっと目にうつる全てがメッセージである瞬間があるのかもしれない。


 
職場そばのいつもの霊園の散歩は面白くて止められない。イネ科エノコログサが道端にいたるところ群生している。しかしよく見ていると全てが同じものではないことに気がつく。穂が直立しているものと垂れているものがある。穂の色は色々あるけど、直立しているものはエノコログサ。


 
垂れているのはアキノエノコログサでエノコログサに比べてやや大きめ。左がエノコログサで右がアキノエノコログサ。葉の基部の形も違う。


左はエノコログサで、右がアキノエノコログサ。果実もエノコログサは小さい。




野原ではエノコログサに似て穂は直立しているものの剛毛が黄金色に輝いているキンエノコロが見られる。

 
左はキンエノコロで右はアキノエノコロ。葉の基部の形はキンエノコロは角ばっている感じ。


左はキンエノコロで、右がアキノエノコログサ。果実の大きさは変わらない感じ。アキノエノコログサの剛毛は長い。


 
青空の下でネムノキの果実を見つけた。水上でまぶしく咲いている薄紫のスイレン科ヒツジグサの花。