ときぶーの時間

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昔の彼。

2012-08-28 10:55:55 | 日記
NO-223
昨日は僕の嘆きを書いてしまったが、強制避難区域の富岡町では今日も松村が動物の命を守りこの不便な世界で戦っている。今年の9月は高温少雨との予報が出たが、いつまで続くのだろうか?


松村たちが作ってくれた屋根からはみ出して寝そべっている牛もいる。牛は屋根のおかげで出来た日陰の部分に横たわり「ここで充分涼しいよ!」とでも言いたげな表情だった。

先週の土曜日に彼の所に朝8時前に着いたが、会ったらいつもの如く一言二言の話をして彼は「やることあっからすぐ行く!」とトラックに餌を付け走って行った。


あの時の親子。屋根の下で涼んでいました。

今日のタイトルは女の子が喜びそうな意味深なタイトルだが、ごめん!若いころの松村の話を書こうと思う。

彼は合理的に仕事の段取りをするので、今では柵作りもないし僕が手伝えるところは少なくなっているのが現実だ。うちの代表松村の凄い所はタフなところ。それも半端ないくらいタフである。病気なんてしない風邪もひかない。

何故今頃こんな事を書くのか?って言うと、僕は3日前から体調を崩したった今、病院から戻って来たばかりだからである。冷たい飲み物を摂りすぎたのか?胃腸が馬鹿になり、激痛とも鈍痛とも言いようのない痛みに悩まされてこの3日間ろくに寝れず、食べられないでいたからだ。もちろん僕にも初めての体験であったが・・・

僕と彼を比べたら失礼だが本当に鍛え方が違う。彼は高校を出てから鉄工業の仕事についたと聞いたが、毎日100kgの鉄筋を担いでビルやマンションの工事現場で飛び回っていたらしい。

彼をよく知る当時の仲間で、今では大手ゼネコンの社長さんもいるが、10階建ての10階から1階まで100kgの鉄筋を担いで9歩で降りてきてしまう男だったらしい。これは凄い!

今こんなことやったら危ないという理由で現場から外されちゃうけど、遠い昔の若かりし頃はこんな事を平然と毎日やってきた男である。仕事仲間もこれには唖然としたらしい。とにかく仕事が誰よりも早いと言うわけで、仕事の事で彼に文句を言う人はいなかったと聞いた。

彼も当時の事を話してくれた時に、「仕事がジムのようなもので、毎日マッスルトレーニングして体を鍛えているようだった」と言ったが、みんなも想像してみて。100kgの鉄筋を肩に担いで建設中の最上階から地上まで、10階を9歩で飛び降りてくる怪物を・・・・

上がって行くときは100kgの鉄筋を担いで階段の踊り場まで1歩だから1階を2歩で上がって行ったらしい。だから震災以前は3Lの作業服を着ていたのもよく分かる。体は骨太でがっちり、今は10数キロ体重が落ちた彼だが若い頃からの鍛え方が断然違う。

彼は筋金入りなので、体力も別格なのだ。僕のような貧弱マンがとても一緒に仕事が出来るとは全く思っていない。そんなわけで、彼の事をこれからもおとなしくブログで書いていこうと思う。(笑い)












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