ときぶーの時間

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定食屋

2011-12-06 08:18:55 | 日記
NO-20                                                            みなさん、おはようございます。昨日のアクセス数にとても喜んでいます。めちゃくちゃ、嬉しい~と、叫びたくなりました。(笑)    

                                                                かみさんが横にいるから孤独じゃないけど、日々増えていくアクセス数は励みになります。今日も強制避難区域の富岡街に1人で残り、動物たちを助けている松村直登の話を書きます。                                             

                                     
今の彼が食べることにどれだけ大変な思いをしているか?話せるエピソードがある。彼が仮役場がある郡山へ色々と手続きをするために富岡町から出て来て、今、はやりの定食屋さんに入って食事をした時の事を書こう。
                                                                                                                                彼は、この時にまずご飯と味噌汁とここまでは当たり前の普通のスタイルだった。問題になったおかずに、とんかつ、鳥のから揚げ、肉野菜炒め、冷奴、さばの塩焼き、納豆、おしんこ、野菜の煮物、ひじき、コロッケ、玉子焼きなどなどを、一気に注文して最初は「これは、旨い、旨い」と満面の笑みで食べ始めた。

                                                                               
テーブルを埋め尽くすほどの数のおかず。彼にとって久しぶりのごちそうである。ご飯のおかわりは自由で、このおかずの多さだから当然おかわりして半分食べた頃から「これ全部たべられるかな?」と何やら不吉な予感。(笑)
                                                                                                                                それでもお金を払ったからには損したくない一心で、彼は黙々と食べ続けて最後の方は箸の動きも鈍り口も動かない。TVなどでよく見る大食い競争のあの断末魔を彼は一人で、あの定食屋で演じることになる。

                                                           
お店の人も注目し彼があの量を本当に食べ切るのか?調理場からも店員さん達の熱い視線!彼も見られているからか?その期待に応えようと必死だったのか?それともただの意地汚さからか、苦しそうに箸を口に運ぶ。

                                             
おかしくて今でも笑える。(ホントあほだよ)僕なら、やっぱり食べ切れなかった!って残して帰るところなのだが、彼の執念なのだろうか?「うーん、うーん」と悶絶しながら、ひたすら目の前のおかずに箸をつけるぞと、もがき苦しんでいる。最後に彼は動けなくなるほどだった。

                                                                当たり前だよ。大食い女王になったギャル曽根じゃないのだから。(ちょっと、古いか?)勘定を払う時に、おかずだけで3000円を軽く超える金額だったのだから、僕にはとても信じられない。

                                                              
僕ならご飯と味噌汁とおかずで普通800円くらい、頑張っても千円やっと越すくらいだと思う。プロレスラーの人やお相撲さんなら分かるけど、僕は彼に何でこんなに頼んだの?と、すぐに聞いた。                                      

                                        
彼は「日頃こういうの食べられないから、今日はここで食べておこうと思って」と・・・・人間食いだめなんて出来ないのに、無理して食べるなよ!と思った僕だったが、無理も無いよなぁ。                                          

                                                      
あの3月11日から電気が無く彼の家の冷蔵庫は使えなくておかずなんて作れないし、買ってきても保存出来ないから一気に食べないと腐っちゃうし、ましてや今年の夏は冷蔵庫が使えなかったのだから、冷たい飲み物も飲めずにいてこの時の僕は彼に同情した。           

                                                                おかずなんて男の僕らに作れる技なんて持ち合わせていないし、自分だってご飯炊くので精一杯。僕だって彼と同じ境遇にいたとしたら、あれも食べたいこれも食べたいと注文しただろう。
                                                                                                                                彼は、ど根性でその量のおかずを食べ切って怪物君の余韻を店に残し出て行ったのだが、後で動くにも動けなくなりあまりの苦しさに食べたものを吐いてしまった。(馬鹿だねえ)

                                                                
お酒を飲んで、どんなに酔っ払っても吐かない鋼鉄の胃袋を持つ彼が食べすぎで吐いてしまったのだ。人が苦しんでいるのに、隣で笑っている僕もかなり性格が悪いのかも知れないが、マジ、受けた(笑)
                                                                           
彼は「昔は軽くあのくらい食べられたのにな」と呟いた。すかさず僕は彼に言った。もう52歳のとっさんなんだから、何事も自重した方がいいよ!って。
                                                           

彼があの時、定食屋で「納豆がおいしい!食べたかったんだ。」と言って嬉しそうに食べていた姿を思い出した僕であった。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          
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3 コメント

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感動します (娟子)
2011-12-06 08:43:26
感動します!松村直登さんのことを助けて上げたいです…(-_-;)
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かわいそうの松村直登さん (娟子)
2011-12-07 02:17:26
かわいそうの松村直登さんはいつまで幸せになるかな?ずっとそのままですか~どうすればいいかな?
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偉いさんへ (娟子)
2011-12-07 03:53:54
松村直登さんは大好きです!!!
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