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ときぶーの時間

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楢葉町を通って。

2012-08-27 07:02:05 | 日記
NO-222
警戒区域を解除された隣町の楢葉町を通り、強制避難区域の富岡町に入った。広野町のあの物々しい検問所から一転して、貧弱に感じた検問所に何故か拍子抜けした感じがしたが、そのあと怒りにも似た感情が込み上げてきた。


以前の検問所。何故か物々しい感じがした。


10km先に作られた富岡町の新しい検問所。

何で怒りが込み上げて来たかと言うと楢葉町の友人と会う約束をしたが、時間制限つきであった。その友人に「かみさんは連れてこない方がいい」といわれ今回も自分だけの帰省になった。

友人曰く、「ここでは水も出ないからトイレも使え無いし、女の人には色々大変だろう?」との事であったが、水も電気もない町にどうやって帰れって言うのか?考えれば考えるほど怒って来た。

楢葉町は水道を整備するのに何年かかるだろうか?ライフラインの整備が完全に出来てからの解除が筋だろうと思うから、国のやり方に本当に頭に来ている。

富岡町も新聞にも発表された6年帰還宣言しません!が一転して、今秋3区間の線引きが行われようとしている。富岡町は上下水道の整備に楢葉町以上かかると思うから、何か釈然としない。


恥ずかしい写真だが、これが僕のマイホームの今の姿だ。庭が雑草で何も見えない。


家の周りを2m50cm以上の雑草に覆われて、足を入れられない状態だ。人には「ボランティア活動で入れるのだから、除草剤でも草刈り機で草を刈ったらいいのに」って言われるが、それが出来なかった。

警戒区域を解除された楢葉町のみんなの家も、こんな状態になっている家も多いだろう。東電よ国よ!よく見ろこれが強制避難区域の町の家々だ。

こんな嘆きばかり書いていると嫌われてしまうかも知れないが、これも現実。被災者として、これからも強制避難区域がどのようになって行くのかを書き続けていこうと思う。









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